ペリカンズーニックス戦の途中で大地震が発生

　NBAサマーリーグが5日（日本時間6日）に米ラスベガスで開幕。NBAドラフト1位の注目の新星ザイオン・ウイリアムソンと招待選手として参加中の比江島慎の所属するペリカンズ対ニックス戦の途中に、大きな地震が発生。試合が一時中断するアクシデントが起きた。「THE ANSWER」の記者も会場で取材中に遭遇した。

　第4クオーター残り8分の時点で、コックス・パビリオンに異変が起きた。試合中にアリーナが、天吊の電光掲示板が揺れた。大きな振動が止まらない。

　ロサンゼルス近郊で起こったマグニチュード6.9の地震が理由だった。アナウンサーが観衆に平静を呼びかける中、試合は中断。ファンは次々に席を立ち、出口に相次いだ。ザイオン見たさに前売り完売で超満員だったアリーナも半分以上が空席となった。

「これは普通のタイムアウトじゃない！　アースクエイク・タイムアウトだ！」。米メディア「テンセント・スポーツ」のチョイ記者は記者席で叫んでいた。

　試合は残り7分53秒で中断。両軍がコートから引き上げると、ファンからはブーイングが巻き起こった。しばらくして、主催者側は「あくまで中断」と発表すると、喝采が沸き起こったが、結局試合はそのまま中止となった。