名門サッカークラブがまさかの“壁11人”形成 珍シーンにファンも驚愕「見事な渋滞」
欧州サッカー各国リーグは新シーズンの開幕を控え、負荷の高いトレーニングやプレシーズンマッチを行い、日々汗を流している。そんな中、オーストラリアで行われた試合で、フリーキックの壁にGKとフィールドプレーヤーの全11人が並ぶ極めて珍しいシチュエーションが発生。SNS上で動画が公開されると、ファンからは「見事な渋滞」といった驚きの声が挙がっている。
アーセナルがFK献上にとった行動は…出場選手全員が一列に整列も失点
欧州サッカー各国リーグは新シーズンの開幕を控え、負荷の高いトレーニングやプレシーズンマッチを行い、日々汗を流している。そんな中、オーストラリアで行われた試合で、フリーキックの壁にGKとフィールドプレーヤーの全11人が並ぶ極めて珍しいシチュエーションが発生。SNS上で動画が公開されると、ファンからは「見事な渋滞」といった驚きの声が挙がっている。
目を疑うような光景が広がったのは、15日に行われたオーストラリアのウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(WSW)と、プレミアリーグに所属する世界的名門クラブであるアーセナルによるテストマッチ。アーセナルが3-0とリードした後半10分すぎのことだった。
アーセナルのGKエミリアーノ・マルティネスがゴールエリア内でバックパスをキャッチし、WSWにFKを献上してしまう。キックポイントはゴールからおよそ6メートルしか離れていない超至近距離。絶体絶命のピンチに、アーセナルは選手が次々とゴール前に集結する。2人、3人と徐々に増えていき、最終的に試合に出場している全11人がゴールライン上に一列に並び、“赤い壁”を築き上げた。
いわば「奇策」とも言える“全員守備”で失点を防ぎにかかったが、しかし――。
キッカーを務めたWSWのMFスティーブン・ラスティカが味方のショートパスに合わせて右足を一閃したシュートは、GKマルティネスの横をすり抜けてゴール方向へ。壁のDFナチョ・モンレアルに当たって一度は防いだものの、そのこぼれ球をすかさずラスティカに押し込まれ、失点を喫してしまった。