「8」「0」「35」「19」…数字が語るフェデラーの偉大さ 本人も驚き「まるで魔法」
男子テニスのウィンブルドンは16日、第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)が決勝でマリン・チリッチ(クロアチア)を3-0で下し、5年ぶり、そして史上最多となる通算8度目の優勝を飾った。ATPワールドツアー公式サイトでは記録づくめとなった今回の優勝を紹介している。
決勝戦でチリッチに3-0で勝利、ウィンブルドンで自身初の“完全優勝”
男子テニスのウィンブルドンは16日、第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)が決勝でマリン・チリッチ(クロアチア)を3-0で下し、5年ぶり、そして史上最多となる通算8度目の優勝を飾った。ATPワールドツアー公式サイトでは記録づくめとなった今回の優勝を紹介している。
“芝の帝王”は第1セットから主導権を握った。チリッチの生命線であるサーブが甘くなったところを見逃さず、変幻自在のショットでポイントを重ねて圧倒。優勝を決めるチャンピオンシップポイントは、相手が一歩も動けないサービスエースを叩き込む完璧な戦いぶりだった。
この優勝で昨年8月以来の世界ランキング3位に浮上したフェデラー。今大会の成績は、全てが群を抜いていた。1回戦から決勝までの7戦で失ったセット数はゼロ。全試合ストレート勝ちの“完全優勝”を果たしたが、同サイトによると、この偉業はウィンブルドンでは1976年のビヨン・ボルグ(スウェーデン)以来の快挙だという。
記事では、グランドスラムで全試合ストレート勝ちを果たした5選手を紹介。ボルグが3回(1976年ウィンブルドン、78・80年全仏オープン)、ラファエル・ナダル3回(08・10・17年全仏オープン)、フェデラー2回(07年全豪オープン、17年ウィンブルドン)、イリーナ・スターゼ1回(73年全仏オープン)、ケン・ローズウェル1回(71年全豪オープン)となっているが、フェデラーにとってはウィンブルドンでの達成は自身初、ボルグ以来史上2人目の快挙だ。