アデトクンボ、亡き父へ 涙の“MVPスピーチ”に米感動の嵐「本当に素晴らしい」
米プロバスケットボール(NBA)の18-19年シーズンの表彰式が24日、米ロサンゼルスで行われ、最優秀選手(MVP)にバックスのヤニス・アデトクンボが初選出された。受賞スピーチでは亡き父と家族について語り、号泣。選手、ファンも熱くなった実際のシーンを米メディアが動画付きで公開し、「本当に素晴らしい」「リスペクト」と感動を誘っている。
MVP初受賞で涙のスピーチ「見ての通り、ここに父はいません」
米プロバスケットボール(NBA)の18-19年シーズンの表彰式が24日、米ロサンゼルスで行われ、最優秀選手(MVP)にバックスのヤニス・アデトクンボが初選出された。受賞スピーチでは亡き父と家族について語り、号泣。選手、ファンも熱くなった実際のシーンを米メディアが動画付きで公開し、「本当に素晴らしい」「リスペクト」と感動を誘っている。
感極まった。NBAを彩った選手が集まる式典で感動の瞬間が生まれた。今季、レギュラーシーズン勝率1位のチームを牽引し、黒のシャツに紺のジャケットで受賞スピーチに立ったアデトクンボ。内容が父の話題に及んだ途端、声を震わせ、目頭を熱くした。米ヤフースポーツによると、2017年10月に父は心臓発作で亡くなっており、スピーチのコメントも伝えている。
「父に感謝したいです。見ての通り、ここに父はいません。でも2年前、僕はリーグ最高の選手になると心に決めました。チームが勝つためならどんな犠牲も払い、MVPになってみせると決意したんです」
こう語ったアデトクンボ。さらに、父に対する思いを明かした。「コート上に出るときはいつも、父のことを思っています。それは自分にモチベーションを与えてくれ、ハードワークするために自分を後押ししてくれました。プレーしたくないと思う時や体が疲れている時でさえ、常にプレーして正しいことをしてきました」と常に存在を力にしてプレーしていたという。