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女子マラソン細田あい、笑顔と涙の引退レース“完走”「出し切りました」 今後は「これが終わってから…」

東京マラソンが1日、東京都庁~東京駅前・行幸通りのコースで行われ、今大会限りで引退する細田あい(エディオン)が涙でラストランを終えた。女子マラソン日本歴代8位の記録を持つ細田は、2時間23分39秒の日本人トップでゴール。山あり谷ありの競技人生を、笑顔と涙で振り返った。

東京マラソンに出場した細田あい【写真:中戸川知世】
東京マラソンに出場した細田あい【写真:中戸川知世】

東京マラソン

 東京マラソンが1日、東京都庁~東京駅前・行幸通りのコースで行われ、今大会限りで引退する細田あい(エディオン)が涙でラストランを終えた。女子マラソン日本歴代8位の記録を持つ細田は、2時間23分39秒の日本人トップでゴール。山あり谷ありの競技人生を、笑顔と涙で振り返った。

 30歳・細田の頬に涙が流れた。「友達やチームメート、知らない人からも『頑張れ』とか『ありがとう』と声をかけてもらって、泣きそうになった。本当に幸せな時間でした」。最後と決めて臨んだレースの目標は「昨年の東京(2時間27分43秒)以上」。大幅に更新して「ゴールできるかも不安だったけれど、昨年以上の結果が達成できた。すごく楽しいマラソンでした」と話した。

 ケガも多く、パリ五輪も補欠だった。苦しいこと、悔しいことも多かっただけに「簡単な競技人生ではなかったけど、たくさんの人に助けてもらって、ここまでやってくることができました」と周囲の支えに感謝した。

レース後に仲間に囲まれ笑顔になる細田あい【写真:中戸川知世】
レース後に仲間に囲まれ笑顔になる細田あい【写真:中戸川知世】

「思い出深い」と話したのは、エディオンの初優勝に貢献した昨年のクイーンズ駅伝。「みんなで優勝できて、うれしかった」と振り返った。沿道で声援を送ったチームメートたちの顔も「みんな、分かりました」と笑顔で話した。

 2024年9月のベルリンマラソンで2時間20分31秒の日本歴代7位(当時)の記録を出し、昨年8月のシドニーマラソン6位で「グランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権も獲得した。2028年ロサンゼルス五輪代表への挑戦権は手にしているが「すべて出し切りました。終わりとしては満点でした」と断言。「陸上を通して、多くの人と知り合うことができた」と感慨深げに言った。

 今後のことは「これが終わってから会社と話すつもりでした」と未定。会社にはそのまま籍を置くつもりで「何かしらの形で、陸上に関わっていければと思っています」と、最後は笑顔で話していた。

(荻島 弘一 / Hirokazu Ogishima)

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荻島 弘一

1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者としてサッカーや水泳、柔道など五輪競技を担当。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰する。山下・斉藤時代の柔道から五輪新競技のブレイキンまで、昭和、平成、令和と長年に渡って幅広くスポーツの現場を取材した。

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