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ベテラン司令塔復調で2026年初勝利 ジークスター東京、東江雄斗が見据える悲願のリーグ制覇

ハンドボール・リーグHのジークスター東京が23日、ホームで今年初勝利を挙げた。リーグ戦4位のジークスターは、東京・墨田区のひがしんアリーナで安芸高田わくながHCと対戦。前半こそ14-12で折り返す接戦だったが、後半ケガから復調したCB東江雄斗(32)のゲームメイクが冴えて32-24で快勝した。悲願のリーグ制覇を目指して、頼れるベテラン司令塔が戻ってきた。

ジークスター東京のCB東江雄斗【写真:編集部】
ジークスター東京のCB東江雄斗【写真:編集部】

ジークスターが快勝

 ハンドボール・リーグHのジークスター東京が23日、ホームで今年初勝利を挙げた。リーグ戦4位のジークスターは、東京・墨田区のひがしんアリーナで安芸高田わくながHCと対戦。前半こそ14-12で折り返す接戦だったが、後半ケガから復調したCB東江雄斗(32)のゲームメイクが冴えて32-24で快勝した。悲願のリーグ制覇を目指して、頼れるベテラン司令塔が戻ってきた。

 前半こそミスが目立ったチームが、背番号77に率いられて勢いを取り戻した。これまで調子が上がらず終盤短時間で起用されることが多かった東江が、後半の頭から出場。「立ち上がりから全力で行こうと思っていた」という通り自ら後半の1点目を決めると、その後も攻撃陣をリードしてチームを快勝に導いた。

 華麗なパス回しは相変わらずだ。相手ディフェンスを食いつかせてからのトリッキーなパスで味方を動かし、フェイントで相手を崩してから自らゴールも狙った。後半だけで4得点。「味方を生かし、ゲームをコントロールする力はさすがです」と、佐藤智仁監督は満足そうにベテラン司令塔の活躍を振り返った。

 長く日本代表のエースとして活躍してきた東江だが、最近はヒザの古傷もあって調子を落としていた。昨年10月には日本リーグからの通算で史上5人目の1000得点を達成したが、その後は調子を落として戦列からも離れた。リハビリを続け、状態を見ながらのプレー。本格的なチーム練習合流から1カ月しか経っていない。

 見据えるのは、悲願のリーグ優勝だ。日本リーグの強豪、大同特殊鋼(現大同フェニックス東海)から21年にチーム入り。スター軍団のエースとして期待されたが、思うように結果は出なかった。優勝どころかリーグも日本選手権もベスト4止まり。「日本一」の影さえ見えなかった。

 昨年12月の日本選手権で初の決勝進出を果たし「次は優勝、というのはみんな思っている」と東江は話す。レギュラーシーズンは日本選手権、日本代表が出場したアジア選手権による2か月の中断を挟み、今月13日に再開。ジークスターは後半戦スタートのホーム戦で、いきなりブレイヴキングス刈谷に28-37と完敗した。だからこそ、東江は「まず勝つことが大事。ステップバイステップです」と6月のプレーオフを見据えて話した。

 Bリーグ千葉ジェッツの富樫勇樹ら競技を超えた友人たちの活躍もエネルギーになる。「同世代がトップを走り続けているのは、刺激になります」。パリ五輪直前にメンバー落ちした日本代表復帰へも意欲をみせ「まだ狙っています」と話した。輝きが戻ってきたベテラン司令塔が、ジークスターを悲願のリーグ制覇に導く。

(荻島 弘一 / Hirokazu Ogishima)



荻島 弘一

1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者としてサッカーや水泳、柔道など五輪競技を担当。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰する。山下・斉藤時代の柔道から五輪新競技のブレイキンまで、昭和、平成、令和と長年に渡って幅広くスポーツの現場を取材した。

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