「究極のシフト破り」!? 頭脳的バント二塁打に米ファン喝采「三塁手はどこだ?」
米大リーグで、シフトを逆手に取ったバントでのツーベースが話題を呼んでいる。カージナルスのマット・カーペンター内野手が、17日(日本時間18日)のマーリンズ戦で意表を突くセーフティーバントをがら空きの三塁側に転がし、一気に二塁まで到達。得点につなげる頭脳プレーをMLBが動画付きで公開すると、ファンからは「究極のシフト破り」「IQ2000」などと称賛を浴びている。
カーペンターがシフトの逆手を取り、誰もいない三塁側に見事なセーフティーバント
米大リーグで、シフトを逆手に取ったバントでのツーベースが話題を呼んでいる。カージナルスのマット・カーペンター内野手が、17日(日本時間18日)のマーリンズ戦で意表を突くセーフティーバントをがら空きの三塁側に転がし、一気に二塁まで到達。得点につなげる頭脳プレーをMLBが動画付きで公開すると、ファンからは「究極のシフト破り」「IQ2000」などと称賛を浴びている。
完全に相手の裏を欠いた。1点リードの5回2死。打席に入ったカーペンター対策として、マーリンズは大胆なシフトを敷いていた。一、二塁間を警戒し、内野手を大きく右側へ寄せ三塁手が二塁ベース付近に位置した。
カーペンターはその間隙を縫った。カウント1-1からの3球目。バットを横にすると、絶妙に三塁線に転がして見せたのだ。ボールが転がった方向に、守備陣は誰もいない。投手が外野まで追いかけ、ようやく捕球した時、カーペンターは楽々、二塁まで到達していた。
近年、MLBではデータに裏付けされた大胆なシフトを敷くケースは珍しくないが、見事に逆手に取った格好だ。MLBは「マット・カーペンターがこの二塁打を放つ」と題して公式インスタグラムで動画付きで公開すると“シフト破り”にファンは拍手を送っている。
「こういうシフトを敷かれたときはみんなやるべきだ」
「三塁手はどこだ?」
「真の野球はシフトを破れる」
「シフトに生き、シフトに死す」
「やっとだ。もっとやるべき」
「究極のシフト破り」
「IQ2000」
続くポール・デヨングの失策の間に、カーペンターは本塁に生還。好判断で追加点を奪い、チームの5-0勝利に貢献した。
(THE ANSWER編集部)