全米OPでコーチ助言解禁を検討 トップ選手も賛否、フェデラーは「完全に反対だ」
トーナメントの収益増につながるとの意見も…チャンコーチ師事の錦織に恩恵は?
米NFLのアメフト選手のようにヘッドセット越しにスタンドのコーチと相談できる形態を提案。そして、トーナメントの収益増にもつながると考えている。
「コマーシャル的な部分でもいいアイデアだと思う。テニス業界に予算を落としてくれるイヤホン会社もたくさんあると思う。そうなれば最高だ。テレビの前で見ている人々も選手とコーチの会話を聞けるかもしれない。慎重さも少し必要になるけれどね」
ジョコビッチは長年、師弟関係を築いたボリス・ベッカー氏と袂を分かち、アンドレ・アガシ氏とコーチ契約を結ぶなど、試合中に第三者からのアドバイスの重要性を痛感しているのかもしれない。
日本人では、世界ランキング9位の錦織圭(日清食品)がマイケル・チャンコーチに師事。助言を試合中に仰げることは、パフォーマンスアップにつながる可能性もある。
BIG4と呼ばれる名手の中でも意見の分かれる試合中のコーチングは今年最後のグランドスラムに向け、大きな議題になりそうだ。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer