テニス世界1位が“若気の至り”告白 試合前にピザ食い「ダイエットなどどうすれば…」
反省しきりの過去…会見で奔放発言、試合前にピザ食い「本当に食事はひどかった」
「僕はナーバスだった。でも、活躍しなければいけない期待もなかった。今とは全く違うプレッシャーだった。記者会見でも思いついたことを何でも話していた。自分の中にフィルターはなかった。こんな大きな大会に出た時にどうすればいいのか、何もわかってなかったんだ」
マレーは当時を回想。10代の自分自身を今になって振り返ると、反省しきりのようだ。
「ウィンブルドンの重要性は知っていたけれど、本当の意味でどれだけ大きなことなのかわかっていなかったんだ。この大会にはどれぐらいの注目が集まるのか、もそうだ。僕はあまりに若かった。単純に気づけなかった。その数週間前には本当に小さな大会に出ていたのだから。そうなんだ。僕は世界最高の選手と対決する前に、ディナーとしてピザを楽しんでいたんだ」
さらに続ける。
「ウィンブルドン村の家の地下に母親、家族と滞在していたんだ。オールイングランドクラブの坂を歩いて登ったものだよ。本当にくっきりと覚えているけれど、本当に食事はひどかった。ダイエットのことなど、どうすればいいのか知らなかった。僕は本当に浅はかだったんだよ」
若き日には試合前日にピザを食べて大舞台に臨んでいたエピソードを失敗談として明かした。当時は栄養面がパフォーマンスに影響する重要性に気づかなかったという。どんなアスリートもミスを乗り越えて、成長する。12年の歳月が経ち、王者へと成熟した30歳のマレーは、大会連覇という偉業を目指す。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer