死闘の錦織、足りない睡眠を払拭 重要な試合中の目の開き「本当は8、9時間と寝たい」
テニスの4大大会・全仏オープン(テレビ東京系で地上波独占放送)は3日、男子シングルス4回戦が行われ、第7シードで世界ランク7位の錦織圭(日清食品)は同38位のブノワ・ペール(フランス)との2日がかり、3時間55分の死闘に競り勝った。これで2試合連続フルセットの勝利。だが、同じフルセットの勝利でも、そこには大きな違いがあった。
2戦連続フルセットに感じた差「あの時みたいな安心感は全くなかった」
テニスの4大大会・全仏オープン(テレビ東京系で地上波独占放送)は3日、男子シングルス4回戦が行われ、第7シードで世界ランク7位の錦織圭(日清食品)は同38位のブノワ・ペール(フランス)との2日がかり、3時間55分の死闘に競り勝った。これで2試合連続フルセットの勝利。だが、同じフルセットの勝利でも、そこには大きな違いがあった。
2戦連続で薄氷を踏む勝利となった。前日に第3セットを終え、2-1とリードしたところで日没サスペンデッド。この日、準センターコート第2試合として再開された試合では、第4セットをタイブレークの末に落とし、第5セットも3-5と追い込まれた。
「本当に気力で最後の方は戦っていたので、正直、あんまりファイナルセットは勝てるとは思っていなかったですね」
そう振り返ったが、3-5で迎えた第9ゲームを絶妙なハーフボレーを繰り出しながらブレークすると、その後も3ゲーム連取して、2年ぶり3度目の準々決勝進出を決めた。
3回戦のラスロ・ジェレ(セルビア)戦もフルセットで奪った勝利だったが、その時は「自分のプレーを続けていればチャンスが来るだろう」と思っていた。だが、この日は「あの時みたいな安心感は全くなかった」と振り返る。
「彼(ペール)のサーブもいいので、ファーストサーブを連続して入られるとほぼチャンスはない。プラス自分のサービスゲームにも不安はありましたし、ブレークされてからは居心地はあまり良くなかったですね」