「グランドスラム常勝」のフェデラー、8強進出で打ち立てた「2つの金字塔」
男子テニスのウィンブルドンは10日、4回戦で世界ランキング5位のロジャー・フェデラー(スイス)が同11位のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に、6−4、6−2、6−4のストレートで準々決勝進出。ATPワールドツアー公式サイトによると、史上単独トップの8度目の優勝を目指す芝の王者は、2つの金字塔を打ち立てたという。
大会史上最多15度目&四大大会通算50度目の8強も次戦警戒「大会は最後まで困難」
男子テニスのウィンブルドンは10日、4回戦で世界ランキング5位のロジャー・フェデラー(スイス)が同11位のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に、6−4、6−2、6−4のストレートで準々決勝進出。ATPワールドツアー公式サイトによると、史上単独トップの8度目の優勝を目指す芝の王者は、2つの金字塔を打ち立てたという。
華麗な片手バックハンドの使い手で「フェデラー2世」の呼び声高いディミトロフをセンターコートで迎えたフェデラーは、1時間37分であっさりと下した。ファーストサービスの成功率は70%という高さを示し、フェデラーのサービスゲームの平均時間はわずか1分21秒。世界ランク11位の難敵に付け入る隙を与えず、通算対戦成績を6勝0敗と100%をキープした。
この1勝により、35歳の王者は、ある“2つの偉業”を達成した。
記事によると、プロ選手の出場が解禁された1968年のオープン化以降、ウィンブルドンの準々決勝進出がキャリア15回目となった。14回で並んでいた元世界ランク1位のジミー・コナーズ(米国)を抜き、フェデラーが単独トップになった。
もう一つは、グランドスラムでの準々決勝進出の通算回数も前人未到の50度目に到達。2位のコナーズは41回で、世界ランク3位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は通算39回。「芝の王者」は、“グランドスラム常勝”の王者として、凄まじいオールラウンダーぶりを見せつけている。
記事では、フェデラーが昨年から苦しんでいた故障から復調したことをアピールしている。