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メジャー1年目でも…なぜ村上&岡本のWBC出場は可能に? 井端監督が感謝する“恩人”「流れを作ってくれた」

3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を戦う日本代表のメンバーが26日、発表された。井端弘和監督が都内のホテルで記者会見に臨み、すでに発表されていた大谷翔平投手(ドジャース)ら19人に加え、追加の10人を発表。この中には村上宗隆内野手(ホワイトソックス)、岡本和真内野手(ブルージェイズ)という左右の大砲の名もあった。以前ならWBC参加が危ぶまれる立場にいた2人だが、出場がかなった裏には指揮官も感謝する“恩人”がいた。

岡本和真と村上宗隆(右)【写真:ロイター・Imagn/ロイター/アフロ】
岡本和真と村上宗隆(右)【写真:ロイター・Imagn/ロイター/アフロ】

大リーグ移籍1年目…以前なら出場が難しい状況

 3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を戦う日本代表のメンバーが26日、発表された。井端弘和監督が都内のホテルで記者会見に臨み、すでに発表されていた大谷翔平投手(ドジャース)ら19人に加え、追加の10人を発表。この中には村上宗隆内野手(ホワイトソックス)、岡本和真内野手(ブルージェイズ)という左右の大砲の名もあった。以前ならWBC参加が危ぶまれる立場にいた2人だが、出場がかなった裏には指揮官も感謝する“恩人”がいた。

「流れを作ってくれたのは、前回出た吉田選手かなと思っています。すごくありがたい」

 今回発表されたリストに名前がなかった吉田正尚外野手(レッドソックス)に対し、井端監督は自ら名前を挙げて感謝した。このオフ、村上と岡本はポスティングシステムを利用して大リーグへの移籍を果たした。村上は2年総額3400万ドル(約53億6300万円)、岡本も4年総額6000万ドル(約94億円)という巨額契約を締結したばかりだ。

 一昔前と違うのは、2人とも米移籍初年度でありながら、WBCへの参加を熱望し続けたことだ。かつては大リーグ移籍直後や米国でチームを移ったばかりの選手は、日本代表入りを辞退することが多かった。定位置をつかむには、所属チームのキャンプやオープン戦でアピールする必要があったからだ。2013年大会は大リーガーの出場はなく、2017年も青木宣親のみ。それがいつからか、風向きが変わった。

 日本人選手への評価向上に加え、侍ジャパンの価値が高まったことで、球団側がストップをかけるケースが減った。その転回点となったのが、2022年オフに5年総額9000万ドル(約124億円=当時)でレッドソックスへ移籍し、直後のWBCで猛打を振るった吉田だった。吉田は大会で打率.409、OPS1.259と活躍。シーズンでも140試合に出場して打率.289をマークした。WBCで日本代表として戦っても、所属チームの期待に応えることはできる。いわば両獲りが可能だと証明したのだ。

 井端監督は、2023年大会で序盤は不振だった村上について「ずっと声をかけているなかでは、ジャパンへの気持ちが強い選手だと思っている。今回は最初からやってくれるのではないかと思っている」とし、岡本についても「非常にストレートに強いバッター。速いボールを投げる投手にうまく対応してくれると思います」と口にした。全容が見えてきた侍ジャパンは、どのようなチームになっていくのか。

(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)



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