唯一の直接対決は昨年2月、大坂が貫禄のストレート勝ち

　テニスの4大大会・全仏オープン（テレビ東京系で地上波独占放送）は1日、大会7日目を迎え、女子シングルス3回戦が行われる。第1シードで世界ランク1位の大坂なおみ（日清食品）は同42位のシニアコバ（チェコ）と対戦。自身初の全仏3回戦突破をかけて戦う。

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　準センターコートのスザンヌ・ランランコート第2試合で登場する2人。これまで対戦したのは、わずか1度だけ。昨年2月に行われたカタール・トータル・オープンで、この時は大坂が6-4、6-0で貫禄のストレート勝ちを収めている。

　1回戦、2回戦とフルセットまでもつれた大坂は、4大大会初制覇からグランドスラム3連勝という史上初の偉業達成を目指している最中。そんな中でも、よりレベルの高いテニスプレーヤーになろうという向上心は失っていない。

　2回戦のアザレンカ戦を終えた後、今大会は2戦連続で第1セットを落とし、“スロースターター”ぶりを発揮していることについて、こう説明している。

「私はいつも試合の始まりはサーブを選んでいるんだけど、すぐにブレークされちゃうの。だから、最初はリターンすることを選ぶべきかもしれないんだけど、勝ち方を覚えたくて。ある意味そこは頑固でいたいんだけど、サーブを選んで試合開始直後からゲームをホールドして勝つ方法を身につけたいの」

　全仏で「どうしても優勝したい。自分の実力を証明したい」という大坂が、3回戦で学ぶ姿勢を貫き、サービス権を選択するのかにも注目したい。