100万円MVP逃し「納得いってない」「返して」会場は爆笑 ジョークに透けた宮崎早織と盟友の絆
バスケットボール女子の第92回皇后杯全日本選手権は11日、東京・代々木第一体育館で決勝が行われ、ENEOSがデンソーに76-62で勝利し、3大会ぶり28度目の優勝を果たした。今季限りでの現役引退を表明している30歳の主将・宮崎早織にとっては最後の皇后杯。大会MVPを仲良しの馬瓜エブリンに“奪われ”、お茶目にすねる姿が会場の爆笑をさらった。

バスケットボール皇后杯決勝
バスケットボール女子の第92回皇后杯全日本選手権は11日、東京・代々木第一体育館で決勝が行われ、ENEOSがデンソーに76-62で勝利し、3大会ぶり28度目の優勝を果たした。今季限りでの現役引退を表明している30歳の主将・宮崎早織にとっては最後の皇后杯。大会MVPを仲良しの馬瓜エブリンに“奪われ”、お茶目にすねる姿が会場の爆笑をさらった。
熱戦後の表彰式。大会MVPとしてエブリンの名前が呼ばれると、隣に座っていた宮崎は露骨に不満げな表情を浮かべた。立ち上がって客席のほうを向き、「私だよね」と言わんばかりのアピール。お茶目にすねた主将に、チームメートも観客もドッと沸いた。その後の会見でも「やっぱりMVPを獲られたことに関してはちょっと納得いってないですけどね」と冗談交じりに話し、報道陣の笑いを誘った。
大会を通して司令塔としてチームを牽引。決勝でも16得点、両軍最多の7アシストで勝利に貢献し、大会ベスト5に選ばれた。皇后杯、Wリーグともに最多優勝を誇る名門ENEOS一筋12年。昨年5月に今季限りでの引退を表明し、迎えた最後の皇后杯で女王に返り咲き、歓喜の涙を流した。コートインタビューでは「こんなに嬉しくて嬉しくて、涙が止まらない優勝は初めて」と目を真っ赤にした。
ラストシーズンでの優勝。自分へのご褒美は、と会見で尋ねられた宮崎は「もうエブリンのMVPのお金を使いまくるっていう、もうそれだけです!」と陽気に宣言。同席していたエブリンも笑うしかなかった。MVPの賞金は100万円。逃した主将は「もうベンチでも『何買ってもらう?』って。後輩たちもみんな、エブリンがいないところでずっと言っていた」と同僚たちとの会話を明かした。
同学年の2人は、U-16日本代表で共闘した高校時代からの仲。エブリンが宮崎に抱いた第一印象は「私よりうるさい人いるんだ」。21年東京、24年パリ五輪でともに日の丸を背負い、今季からENEOSでもチームメートとなった。コートインタビューでエブリンは「ユラ、拾ってくれてありがとう!」と宮崎のコートネームを呼び、盟友に感謝した。
宮崎はエブリンとの仲について「何をやっても否定せずに全てを理解してくれるので、なんでも話しやすい。でも、こうやってうまくやれているのは、本当に勝ちたいっていう気持ちが同じ、というのが一番かな」と言及。ここで冒頭の“MVP納得いっていない”発言を挟み、「仲が良くても、返してほしいなと思う」と口にしていた。負けず嫌いな仲良しコンビ。表彰台でも常に隣だった。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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