判定負けピカソ、強気発言「井上尚弥はもっと強いと思っていた」 予想外の12R奮闘「負けたと感じない」
ボクシングの世界スーパーバンタム級(122ポンド、55.34キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が27日、サウジアラビアの首都リヤドのモハメド・アブドゥ・アリーナで、WBC世界同級2位アラン・ピカソ(メキシコ)との防衛戦に臨み、3-0の判定勝ちを収めた。早期決着を予想する声もあったが、12ラウンドを戦い抜いたピカソは「イノウエはもっと強いと予想していた」と強気発言をしている。

井上尚弥VSアラン・ピカソ
ボクシングの世界スーパーバンタム級(122ポンド、55.34キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が27日、サウジアラビアの首都リヤドのモハメド・アブドゥ・アリーナで、WBC世界同級2位アラン・ピカソ(メキシコ)との防衛戦に臨み、3-0の判定勝ちを収めた。早期決着を予想する声もあったが、12ラウンドを戦い抜いたピカソは「イノウエはもっと強いと予想していた」と強気発言をしている。
ガードを固めたピカソに、キレのあるジャブを放っていく井上。2回は左ボディー、右フックと多才な攻撃でダメージを与え、観客を沸かせた。ピカソもガードを崩さず反撃のチャンスを窺うが、井上の優位は揺るがず。ただKO決着とはならず、3-0と完勝だったものの、井上はプロで初めて2戦連続の判定となった。
ピカソは試合後に病院へ直行。会見場には姿を見せなかったが、米専門誌「ザ・リング」公式YouTubeでは井上戦について語る映像が公開された。ピカソは「とてもタフな試合だった。負けたとは感じていない。今回は実現できなかったが、夢はまだ続いている。世界王者になることだ。準備して強くなって戻ってくるよ」と前向きに語っている。
無敗のモンスター・井上と実際に対峙しての感想は「タフになることは分かっていた。難しい戦いだったよ。イノウエはとても破壊力があり、とても素早い」とコメント。「でも、最終ラウンドのいくつかの部分では勝っていた」と最終盤の戦いに手応えもつかんだようだ。
戦ってみての驚きを問われると「先ほども言ったようにタフな戦いだった。しかし、イノウエはもっと強いと予想していた。より破壊力があって、パワーがあるとね」と発言。下馬評で圧倒的不利の予想だったが、フルラウンド戦い抜いたことで自信も得たようだ。「戦いの節々では勝っていたと感じている。僕の世界王者への道はここでは終わらない。強くなって戻ってくるさ」と語った。
(THE ANSWER編集部)
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