井上尚弥、中谷潤人戦=“不透明”発言の真意説明「かき乱して申し訳ない」「やりましょうよ」【会見一問一答】
ボクシングの世界スーパーバンタム級(122ポンド、55.34キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が27日、サウジアラビアの首都リヤドのモハメド・アブドゥ・アリーナで、WBC世界同級2位アラン・ピカソ(メキシコ)に3-0の判定勝ちを収めた。来年5月に計画されている前WBC&IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人(M.T)との対戦は不透明な状況であるとも語っていたが、この日の会見では「自分としては来年やる気はあります」などと真意を説明した。

ピカソに判定勝ち、中谷とは来年5月に対戦計画
ボクシングの世界スーパーバンタム級(122ポンド、55.34キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が27日、サウジアラビアの首都リヤドのモハメド・アブドゥ・アリーナで、WBC世界同級2位アラン・ピカソ(メキシコ)に3-0の判定勝ちを収めた。来年5月に計画されている前WBC&IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人(M.T)との対戦は不透明な状況であるとも語っていたが、この日の会見では「自分としては来年やる気はあります」などと真意を説明した。
ピカソを相手に終始優位に戦った井上。KO決着はならず、リングインタビューでは「今夜は良くなかった」と表情は硬かった。2025年は4試合をこなし全て勝利。「満足はしているけど、少し疲れました。ちょっとゆっくり休みます」とも語った。
井上の前座では、スーパーバンタム級ノンタイトル12回戦で中谷がWBC世界同級10位セバスチャン・エルナンデス(メキシコ)に3-0の判定勝ち。来年5月、東京ドームで計画されている井上と中谷の試合に近づいたかに思えた。
ただ、井上陣営の大橋秀行会長が26日に「フェザー級で5階級制覇へ挑戦したいという気持ちがあるのも事実」などと語り、両者の対戦は不透明であるとしていた。井上も同日「来年の中谷戦はどうなるか分からない」「フェザーもあり得るかも。準備しておけよ」と大橋会長から伝えられたことを明かしていた。
ピカソ戦後の会見では、井上は発言の真意を改めて説明。「自分としてもやる気持ちは十分ある。かき乱してしまって申し訳なかった」などと語った。
以下、一問一答。
――試合直後のインタビューで「少し疲れた」と言っていたが、年間4試合というハードスケジュールが要因か。
「それも含め、今日の試合の内容も含め、終わってちょっとドッと疲れたなという感想ですね」
――2戦連続で判定決着となったのはキャリア初。階級を上げたことで、体の大きな相手を倒すのが難しくなっていると感じるか。
「それは正直感じないですね」
――ピカソがあれだけディフェンスに徹していると難しい一方、「井上尚弥ならあれでも倒すんだ」という期待の声もあった。
「正直、悔しいですよそこは。期待に応えられなかったというのは非常に悔しいですし、自分も倒したかった気持ちは強いので。そこはピカソのディフェンスが上手かったというところですね」
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)








