ボクシング寺地戦中止、相手の体に「棒のようだった」 海外記者も「テラジが気の毒」本人は号泣
サウジアラビアの首都リヤドで27日に行われる予定だった、ボクシング前WBA&WBC世界フライ級統一王者の寺地拳四朗(BMB)とIBF世界スーパーフライ級王者ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)の一戦が前日夜に突然中止となった。権威あるボクシング専門誌「ザ・リング」の記者がガルシアの様子を明かしている。

後ろから見た計量時のガルシア
サウジアラビアの首都リヤドで27日に行われる予定だった、ボクシング前WBA&WBC世界フライ級統一王者の寺地拳四朗(BMB)とIBF世界スーパーフライ級王者ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)の一戦が前日夜に突然中止となった。権威あるボクシング専門誌「ザ・リング」の記者がガルシアの様子を明かしている。
ガルシアが公開計量後に体調を崩し、寺地の挑戦は幻となった。現地26日の前日計量では寺地が51.94キロ、ガルシア(メキシコ)も51.66キロ。クリアした2人は握手を交わし、意気込みを語っていた。
計量時のガルシアの様子を明かしたのは、リング誌のトム・グレイ記者だった。現地26日夜に更新した自身のXに、「ウィリバルド・ガルシアが大丈夫だといいが。今朝の公式計量前に彼の後ろに座っていたが、まるで棒のように乾いていた」とつづった。「何週間も懸命にトレーニングを続けてきたテラジのことを思うと、本当に気の毒だ」とも同情を記した
寺地は27日、現地で取材に応じ「ショックですけど、ここで腐ってもしゃーないので、頑張るしかない」と涙ながらに語った。ガルシアの状態は脱水症状で、嘔吐もあったという。今後については「決まれば早めでもいい、とは思っていますけれど。僕らがどうこう決めれることでもないので、待つだけかなっていう感じ」と話した。
寺地にとってガルシア戦は再起戦で、3階級制覇に挑む一戦だった。勝利すればIBF以外の主要3団体で同級王座に就く“バム”ことジェシー・ロドリゲス(米国、帝拳)との4団体統一戦の可能性もあったが、実現は遠のいた。
(THE ANSWER編集部)
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