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中谷潤人、計量「落としすぎた」→リカバリー成功 Sバンタム初戦に自信「ビッグバンが炸裂すると思う」

ボクシングの前WBC&IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人(M.T)が27日に、ノンタイトルスーパーバンタム級(55.34キロ以下)12回戦で、WBC世界同級10位セバスチャン・エルナンデス(メキシコ)と対戦する。26日はサウジアラビアの首都リヤドで前日計量が行われ、中谷55.16キロ、エルナンデスが54.79キロでパスした。中谷は階級を一つ上げた転向初戦。負けられない決戦の舞台が整った。戦績は27歳の中谷が31勝(24KO)、25歳のエルナンデスは20勝(18KO)。

前日計量を行った中谷潤人【写真:荒川祐史】
前日計量を行った中谷潤人【写真:荒川祐史】

中谷潤人VSセバスチャン・エルナンデス

 ボクシングの前WBC&IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人(M.T)が27日に、ノンタイトルスーパーバンタム級(55.34キロ以下)12回戦で、WBC世界同級10位セバスチャン・エルナンデス(メキシコ)と対戦する。26日はサウジアラビアの首都リヤドで前日計量が行われ、中谷55.16キロ、エルナンデスが54.79キロでパスした。中谷は階級を一つ上げた転向初戦。負けられない決戦の舞台が整った。戦績は27歳の中谷が31勝(24KO)、25歳のエルナンデスは20勝(18KO)。

 中谷は公開計量前に取材に応じ「ちょっと落としすぎたかなという感じ」と打ち明けた。リミットまで500グラムほど多く落としたというがその分の水分を補給し「リカバリーも早めにできた」と語った。その後は「胃にやさしいもの」としてお粥とうどんを食べ、鰻も食べるプランを明かした。また「すぐに動ける感覚はバンタム級に上げた初戦と似ている」と振り返った。

 続けて、今の心境について「明日が待ち遠しい。良いパフォーマンスができる感覚はすごくある。あとは自分を信じ切ってリングに上がるだけ」と強調。来年5月には世界スーパーバンタム級(55.34キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)とのビッグマッチが計画されているが「トーナメントもたくさん経験しているので、そういった意味ではあまり考えすぎずに目の前のことを精一杯やるだけ」と意気込んだ。エルナンデスの様子については「減量疲れが見えた」と話した。

 公開計量の際には日本の国旗を持って登場。集まったファンから「潤人ー!」と声援を送られた。ステージ上でのインタビューに応じ「すごくいい調整ができた。明日はビッグバンが炸裂すると思う」と意気込み、井上との試合の計画についても触れ「初めてのスーパーバンタム級での試合なので、そこはしっかり経験を積んで、次に繋げていければ」と語った。

 中谷は9月にWBC&IBF世界バンタム級の2本のベルトを返上。井上とのビッグマッチに向けて階級を一つ上げた。同級ではWBA、WBC、WBOで1位、IBFで3位に位置している。

 前戦は西田凌佑(六島)との王座統一戦。初回から中谷が強打を連発し、激しい打ち合いで幾度となく会場を沸かせた。6回を終え、西田が右肩脱臼で棄権。レフェリーが試合を止め、中谷のTKO勝利となった。

 一方のエルナンデスは中谷と同様、無敗の戦績を築いてきた。KO率も9割を誇り、転向初戦の中谷に立ちはだかる強敵だ。

 試合は大型興行「The Ring V: Night of the Samurai(ナイト・オブ・ザ・サムライ)」として行われる。メインイベントでは井上がWBC世界同級2位アラン・ピカソ(メキシコ)との防衛戦に臨む。また、前WBA&WBC世界フライ級統一王者の寺地拳四朗(BMB)がIBF世界スーパーフライ級王者ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)に挑戦する予定だったが、ガルシアが公開計量後に体調を崩し中止に。代替試合は行われず、興行は計4試合になる見通しだ。

 興行はNTTドコモの動画配信サービス「Lemino」で国内独占生配信。

(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)



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