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「戦士の中の戦士」— 桜庭和志が日本人初のUFC殿堂入りを勝ち取れた理由

米総合格闘技UFCの殿堂入り式典が、6日にラスベガスで開催された。総合格闘技PRIDEのレジェンドである桜庭和志は、日本人初の殿堂入り選手として出席。UFC公式サイトも「フェイバー、サクラバ、シルバ、スミスがUFC殿堂入りメンバーに加わった」と報じた。

米総合格闘技UFCの歴史に、「桜庭和志」の名が刻まれる

 米総合格闘技UFCの殿堂入り式典が、6日にラスベガスで開催された。総合格闘技PRIDEのレジェンドである桜庭和志は、日本人初の殿堂入り選手として出席。UFC公式サイトも「フェイバー、サクラバ、シルバ、スミスがUFC殿堂入りメンバーに加わった」と報じた。

 桜庭は1997年に日本で開催された「UFC JAPAN: ULTIMATE JAPAN」に出場しているが、同団体への参戦はこの1試合のみ。それでも、PRIDEでホイスらグレイシー一族を倒すなど総合格闘技界に旋風を巻き起こし、「パイオニア」部門で日本人初の殿堂入りを手にした。

 元UFC世界ヘビー級王者モーリス・スミス、総合格闘家ユライア・フェイバー、長年UFCのマッチメークを担当したジョー・シルバとともに晴れ舞台に上がった桜庭は、黒のはかま姿で登場。UFC公式サイトによれば、「私はこれまで決して格闘技をやってきたことに後悔などしたことはなかった。多くのチャレンジをしてきたからこそ、ファンにも印象を与えることができたのだと思う」と喜びを語ったという。

 UFCも公式サイトで式典の模様を特集。記事では、「日本のスーパースター、桜庭が築き上げてきたものは、ただ才能や努力だけによるものではなかった。オッズが彼に反し、圧倒的に敵に積み重ねられていても、そんな参加者全てを受け止めるハートによるものでもあった」とその功績を称えている。

 また、記事では桜庭と同じくPRIDEで活躍し、式典のプレゼンターを務めたドン・フライのコメントも紹介。格闘技界のレジェンドであり、桜庭を「サク」と慕う同氏は、「私はキャリアを通じ、何度か強靭なハートを示してきたと自負している。しかし、サクラバの持つそれと比較した私のハートは、同じ太陽系のものですらないんだ。サクラバは戦士の中の戦士だ」とかつての“同志”を絶賛した。

「ファイター・サクラバ」の名は、人々の心にしっかりと刻まれたに違いない。

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