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フィギュア五輪代表は男子3枠目で議論 三浦佳生に決定、友野を推す意見も 強化本部長「メダルを獲るため」

フィギュアスケートの2026年ミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権最終日は21日、東京・代々木第一体育館で行われた。全競技終了後、男女シングル、ペア、団体アイスダンスの五輪代表が発表された。竹内洋輔強化本部長が会見。選考の過程などを明かした。

選考の過程を説明する竹内洋輔強化本部長【写真:中戸川知世】
選考の過程を説明する竹内洋輔強化本部長【写真:中戸川知世】

ミラノ五輪代表を発表

 フィギュアスケートの2026年ミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権最終日は21日、東京・代々木第一体育館で行われた。全競技終了後、男女シングル、ペア、団体アイスダンスの五輪代表が発表された。竹内洋輔強化本部長が会見。選考の過程などを明かした。

 男子は連覇を達成した2022年北京五輪銀メダリスト・鍵山優真のほか、2位の佐藤駿、3位の三浦佳生が代表に。佐藤と三浦は初の五輪出場となる。

 女子は5連覇を達成した坂本花織、3位の千葉百音、4位の中井亜美が代表に。坂本はフィギュア日本女子初の3大会連続出場となる。2位に入った島田麻央は年齢制限で五輪出場資格がない。

 竹内強化本部長は男子の選考についてまず説明。1枠目が全日本優勝の鍵山。2枠目に佐藤、三浦、友野一希が選考の土台に上がり、佐藤が選ばれた。残り1枠は全日本選手権の演技内容、選考基準の内容から三浦を選んだ。補欠は友野、山本草太、壷井達也となった。

 また女子についても1枠目は全日本優勝の坂本、2枠目は国際競技会での内容、坂本より上位になった実績もある点で中井を選んだと説明。3枠目は全日本の演技内容などから千葉が選ばれた。補欠は渡辺倫果、青木祐奈が名を連ねた。

 補欠に選ばれている壷井は今季限りでの引退を明言しているが、竹内強化本部長は「何人かの選手が引退を言及していることは存じ上げている」としつつ、「正式に引退届が出ている状況ではない。正式に届け出が出た際に、初めて考慮する」とした。

 さらに男子の選考の議論で、3人目の選考については様々な意見が出たと明かした。得点の安定性で友野を押す意見もあったというが「我々としてメダルを獲るために、どちら(三浦と友野)が正選手として望ましいか、様々な議論をして最終的に選考した」と説明した。

 ペアは三浦璃来・木原龍一組、長岡柚奈・森口澄士組の2組。アイスダンスは個人の五輪出場枠はないが、団体戦メンバーとして選出。国際連盟(ISU)の最低技術点を唯一クリアし、全日本を制した吉田唄菜・森田真沙也組がミラノ切符を獲得した。

(THE ANSWER編集部)



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