フィギュア地上波中継でいきなり衝撃 お茶の間も虜な“赤い男” 大島光翔の涙「間違いなく人生で一番」
フィギュアスケートの2026年ミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権が20日、東京・代々木第一体育館で行われた。男子フリーでは地上波中継早々に大島光翔(富士薬品)がド派手な赤の衣装で登場。“スタァ”と呼ばれる世界観を存分に発揮し、会場もお茶の間も虜にして見せた。

全日本選手権・男子フリー
フィギュアスケートの2026年ミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権が20日、東京・代々木第一体育館で行われた。男子フリーでは地上波中継早々に大島光翔(富士薬品)がド派手な赤の衣装で登場。“スタァ”と呼ばれる世界観を存分に発揮し、会場もお茶の間も虜にして見せた。
この日も大好きな赤をまとい、真っ白なリンク上を縦横無尽に動き回った。「腹をくくってやるしかない」。冒頭、大技の4回転ルッツに挑み、惜しくも転倒。それでも立て直し、観客を沸かせる演技を続けた。表情、細部の表現でも魅了。会場の手拍子もどんどん大きくなった。最後の3回転ルッツを決めると両手を突き上げた。
演技を終えるとしばらく立ち上がれず。目には涙。父・大島淳コーチと、リンクサイドで熱い抱擁を交わした。「間違いなく人生で一番いい演技ができた。楽しむという気持ちを一番に、なおかつ結果も追うことを意識して今季を走り抜けたと思います」。取材対応時も滴る汗が、充実感を現していた。
フジテレビ系列の地上波中継で、トップバッターとして登場。放送開始早々からSNS上も大盛り上がりで、会場でもネットでも視線を奪った。ファンから親しみを込めた愛称“スタァ”で呼ばれる。「競技者であり、パフォーマー。点数を追うことも、お客さまに楽しんでいただくことも100%大事」。得点だけでは表せない、観客思いな姿勢も人気の要因だ。
開会式、ショートプログラム、フリーと大好きな赤の衣装にこだわり、戦い抜いた。「今回の全日本は100点満点」。フリー139.51点、合計212.98点の10位。それ以上の印象を残した6度目の大舞台だった。
(THE ANSWER編集部)
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