全日本フィギュア競技中に悲報「予想してなかった」「つらすぎ」 同門3人目…決断は「今日」
フィギュアスケートの2026年ミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権が20日、東京・代々木第一体育館で行われた。男子フリーでは鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が連覇を達成。2大会連続の五輪代表に決定した。それぞれのスケーターが熱演を見せる中、一人の選手が重い決断を明かした。

全日本選手権・男子フリー
フィギュアスケートの2026年ミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権が20日、東京・代々木第一体育館で行われた。男子フリーでは鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が連覇を達成。2大会連続の五輪代表に決定した。それぞれのスケーターが熱演を見せる中、一人の選手が重い決断を明かした。
昨季の世界選手権代表で23歳の壷井達也(シスメックス)はこの日、演技を終えて「ここで終わりでいいって本当に今、思っています。今シーズンで現役は引退させていただきます」と表明。ミラノ五輪を目指し、神戸大を休学して臨んだ勝負のシーズン。上位に入れず、夢舞台には届かなかった。決断したのは「今日」と説明した。
男子フリーの競技中に壷井の引退が伝わり、X上で熱戦を視聴していたフィギュアファンに悲しみが広がった。「仕方ないけど悲しい」「素晴らしく滑らかなスケートでした」「シスメックス3人が今季引退…現実を受け止めきれません…」「ショックすぎる」「予想してなかったから衝撃が大きい」「このシーズンつらすぎる」などと投稿が相次いだ。
坂本花織、三原舞依も今季限りで競技から離れると表明しており、シスメックスは壷井で3人目の引退に。理由は「今季の結果次第でと思って進んできた。来季につながる結果を残せなかったので」と話した。来年は神戸大で大学院に進む予定。「スケートに限らず人の運動制御全般に結構興味があるので。それを修士2年間はしっかり勉強して。自分が得た知識だったりスポーツ科学の分野だったりで、何かスケートに活かせることがあれば携わりたいなと思ってます」と語った。
フリーは132.91点、合計207.43点で13位だった。涙も見せたが「人生で初めて、心からスケートの試合を楽しめた。決していい演技ではなかったけれど、温かい拍手が嬉しかった」と観客に感謝した。
(THE ANSWER編集部)
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