連覇の鍵山優真、悔し号泣のワケ「頭の中で…」 五輪へ闘志「何も守る必要がない」【全日本フィギュア】
フィギュアスケートの2026年ミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権第2日が20日、東京・代々木第一体育館で行われた。男子は鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が合計287.95点で連覇を達成し、2大会連続の五輪代表に決まった。

全日本選手権・男子フリー
フィギュアスケートの2026年ミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権第2日が20日、東京・代々木第一体育館で行われた。男子は鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が合計287.95点で連覇を達成し、2大会連続の五輪代表に決まった。
鍵山がキス&クライで号泣していた。連覇の歓喜による涙ではない。トリプルアクセルが1回転半となり、4回転トーループは転倒し、フリーは2位の183.68点。自身の演技に納得できず、感情をコントロールできなかった。
「悔しくて涙に出てしまった。不甲斐ない姿を見せてしまった。スッと立ち去りたかったけど、頭の中でいろんなことが浮かんで…」
2022年北京五輪で銀メダルを獲得し、世界選手権でも4度の表彰台。全日本も連覇でエースの地位を確立しているが、「高みを目指して頑張りたい」と進化を誓う。
ミラノではクワッドアクセルを含む全種類の4回転を操る、世界最強のイリア・マリニン(米国)が待つ。「オリンピック、何も守る必要がないので。自分が今持ってる技術を全部出し切りたい」。2度目の夢舞台へ、静かに闘志を高めていた。
(THE ANSWER編集部)
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