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全日本フィギュアでまさか「えっ」「心臓が…」 直前冷や汗、りくりゅう得点に本人&ネット仰天

フィギュアスケートの2026年ミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権第2日が20日、東京・代々木第一体育館で行われた。ペアのショートプログラム(SP)で、三浦璃来・木原龍一組(木下グループ)が84.91点をマークして首位発進。演技直前にまさかのアクシデントが起きたが、乗り越えた。表示された得点には本人たちも、ファンも仰天した。

演技直前に大ピンチも首位発進した三浦璃来と木原龍一【写真:中戸川知世】
演技直前に大ピンチも首位発進した三浦璃来と木原龍一【写真:中戸川知世】

ペア・ショートプログラム

 フィギュアスケートの2026年ミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権第2日が20日、東京・代々木第一体育館で行われた。ペアのショートプログラム(SP)で、三浦璃来・木原龍一組(木下グループ)が84.91点をマークして首位発進。演技直前にまさかのアクシデントが起きたが、乗り越えた。表示された得点には本人たちも、ファンも仰天した。

 手負いの“りくりゅう”が驚異のハイスコアだ。演技直前の6分間練習で、三浦が今季初めて左肩を脱臼。リンクサイドでトレーナーの処置を受けて本番へ向かった。不安の残る状態でも、示したのは世界チャンピオンの貫録。スロージャンプで小さなミスはあったが、演技を完遂した。

 涙も見せた三浦だが、キス・アンド・クライで得点を確認するとビックリ。国際連盟(ISU)非公認ながら、SP世界最高点となる84.91点だ。思わず「なんで?」とつぶやくほどだった。

 演技後、テレビ囲みの取材で木原は「心臓が止まるかと思いました」と異変が起きた際の心境を表現。ペン記者に対しても「驚きと、心臓麻痺じゃないですけどちょっとビックリして。『えっ』って」とまさかのアクシデントに隠せなかった衝撃を語った。

 昨季のグランプリファイナルの練習中にも三浦は肩を脱臼している。この日はトレーナーに処置してもらい、大事には至らず。棄権する選択肢はなかったという。「去年もその状態でやったので、あんまりその考えが思い浮かばなかった」と説明。木原も「ないですね。やっぱり、出るしかないので」と話した。

 心配の声を上げていたX上のファンも「それであの演技エグいな」「肩脱臼しましたって点数じゃ無い」「肩脱臼しながらの演技とは思えない位」「肩の脱臼があったとは思えない気迫のある演技」などと驚いた。既にミラノ五輪代表入りは決定的。21日のフリーに向け、三浦は「肩の状態をこれ以上悪くしないように。その中でも自分たちがやってきたことを頑張りたい」と話した。

(THE ANSWER編集部)

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