[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

「なんて忌まわしき試合だ」 元ヘビー級王者とお騒がせYouTuberの一戦に非難の嵐「恥ずべき」

ボクシングのヘビー級8回戦が19日(日本時間20日)、米フロリダ州マイアミのカセヤ・センターで行われ、元WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級統一王者アンソニー・ジョシュア(英国)がお騒がせYouTuberジェイク・ポール(米国)に6回KO勝ちした。圧倒的な実力差が表れた試合内容に、米記者の間で非難の声が相次いだ。

ジェイク・ポール(左)と対戦したアンソニー・ジョシュア【写真:ロイター】
ジェイク・ポール(左)と対戦したアンソニー・ジョシュア【写真:ロイター】

ヘビー級8回戦

 ボクシングのヘビー級8回戦が19日(日本時間20日)、米フロリダ州マイアミのカセヤ・センターで行われ、元WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級統一王者アンソニー・ジョシュア(英国)がお騒がせYouTuberジェイク・ポール(米国)に6回KO勝ちした。圧倒的な実力差が表れた試合内容に、米記者の間で非難の声が相次いだ。

 まさかのマッチアップは騒然の展開となった。初回からなかなか手を出さないポール。2回、3回とジョシュアがプレッシャーを高めていく中、逃げ回ったり、クリンチする姿が目立った。中継した米動画配信大手「Netflix」の実況席は「すでに観客はフラストレーションを感じています」「ポールは勝とうとしていない。生き残ろうとしているだけ」と苦言を呈した。

 4回にはジョシュアの攻撃をかわそうとしたのか、自らキャンバスに身を投げ出すように見える場面も。ダウンは取られず、実況は「もうたくさんだ」とうんざりしたように嘆き、会場にはブーイングが響いた。5回、ジョシュアが攻勢を強め、ついにポールはダウン。この回にもう1つダウンを奪われた。決着は6回。この日4度目となるダウンの後、ポールは立ち上がれずにKO負けとなった。

 明白な実力差に米記者の間でも非難の声が続出。米スポーツ専門局「CBSスポーツ」のブライアン・キャンベル記者はXで「これは酷い」と嘆き、米ニューヨーク州地元紙「ニューヨーク・ポスト」などに寄稿するブライアン・フォンセサ記者も「ジェイク・ポールはアンソニー・ジョシュアがリングを有効にカットオフするたびに自分の身を地面に投げだしている。恥ずべきだ」と記した。

 米ヤフースポーツの元コラムニストであるケビン・イオレ氏は「本当になんて忌まわしき試合だ。アンソニー・ジョシュアは恥ずべき。こんなゾッとするカードを組んだNetflixも恥ずべき。ワオ、これは酷かった」とそもそもこの対戦自体が実現すべきじゃなかったと唾棄した。

 ポールは当初、今月14日にWBA世界ライト級王者ガーボンタ・デービス(米国)とエキシビションで対戦するはずだった。しかし、元交際相手がデービスを暴行などで訴える民事訴訟を起こしたため、試合はキャンセルとなっていた。米スポーツ専門局「ESPN」によると、ジョシュアとの一戦はエキシビションではなく、公式戦として行われるという。

(THE ANSWER編集部)



W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
oillio
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集