30歳・大庭雅「感謝の気持ちで」SP熱演 フリー進出ならずも「伸び伸びできた」【全日本フィギュア】
フィギュアスケートの2026年ミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権が19日、東京・代々木第一体育館で開幕した。女子ショートプログラム(SP)で30歳の大庭雅(東海東京FH)は、51.79点で25位。1.34点及ばず、上位24人による21日のフリーには進めなかった。

全日本選手権・女子SP
フィギュアスケートの2026年ミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権が19日、東京・代々木第一体育館で開幕した。女子ショートプログラム(SP)で30歳の大庭雅(東海東京FH)は、51.79点で25位。1.34点及ばず、上位24人による21日のフリーには進めなかった。
自身14度目となる国内最高峰の大舞台。30歳の大庭が、懸命に舞った。冒頭は3回転サルコーと2回転トウループの連続ジャンプ。3回転ループの着氷が乱れたが、大歓声とともに演技を終えた。
「凄く楽しかった。細かいミスはあったんですけど、今までのステップの中で一番伸び伸びできていたかな。全体を見ながら演技することができた」
4月から仕事の比重が大きくなり、氷に乗る時間は激減した。「トリプル(3回転ジャンプ)を跳べなくなると思っていた」。練習不足を補うため、8時間のデスクワークをこなした後にジムで陸上トレーニングを敢行。全日本に続く道を切り開いてきた。
大庭にとってスケートは「居場所」だという。「氷に乗るたびに『滑れている、立てているのが幸せだな』と思う。毎日の練習が楽しい」と話した。
24位とわずか1.34点差で21日のフリーには進めなかった。それでも、SP後に残した「感謝の気持ちで今日は終えることができました」という言葉に実感がこもっていた。
(THE ANSWER編集部)
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