スーパーバンタム級10回戦

　ボクシングのスーパーバンタム級10回戦が18日（日本時間19日）、米フロリダ州フォートローダーデールのウォー・メモリアル・オーディトリアムで行われ、5月に世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（大橋）に敗れて以来の再起戦となったラモン・カルデナス（米国）が、エリック・ロブレス（メキシコ）に5回1分21秒KO勝ち。相手を失神させたKO劇の衝撃は、日本にまで波及した。

　タイミングバッチリだった。5回、ロブレスがパンチを繰り出す中、カルデナスが右オーバーハンドをカウンターで叩き込んだ。ロブレスは失神。カルデナスは背を向け、レフェリーがカウントを数え始めるもロブレスは起き上がれず、試合終了となった。

　試合を配信した米専門配信サービス「プロボックスTV」公式Xが実際のシーンを公開。井上戦でのTKO負けから7か月、劇的な再起に日本のファンからは「下がってダッキングからのカウンターに味しめとるやん」「カルデナス、タイミング、パワー持ってるなーー…強い！」「カルデナスやっぱりパンチあるね」「わお！ドンピシャ！」「これはモンスターもジュントも喜んでるだろうね」と称賛が贈られていた。

　30歳のカルデナスの戦績は27勝（15KO）2敗。今年5月の井上戦では2回にダウンを奪ったが、8回TKO負けを喫していた。