自身のXに思いつづる

　昨夏のパリ五輪女子マラソンで6位入賞を果たした鈴木優花が、第一生命グループを退社し、夫の赤崎暁と同じクラフティアに移籍したことが16日、両チームから発表された。鈴木の登録名も「赤崎」に。自身のXも更新し、移籍への思いをつづった。

　15日付で第一生命グループを退社し、16日にクラフティアに加入。登録も「鈴木」から「赤崎」となった26歳は自身のXを更新し、「決して悲しいものではなくて　前向きな決断です」とつづった。

　Xには長文の文書も掲載。「新しい練習・指導方法の中で、目標を目指したいこと」「夫と世界で戦うという目標に向かって進みたいと思ったこと」などを移籍の理由に挙げ、「会社・チームを離れても、第一生命が大好きです」と前所属に感謝した。

　赤崎の夫は、パリ五輪男子マラソンで6位入賞の赤崎暁。移籍先のクラフティアでは夫婦共闘となる。「夫は、私の心の支えであり、高めあえる陸上の“同士”です。2025年も、どんな苦しい時も横にいて、私が前に進むまで待っていてくれました。だからこそ、今度は私も夫の力になりたいのです」と明かした。

「私を受け入れてくださったクラフティアの皆さまには本当に感謝しています」と新所属にも感謝。「マラソン・トラック・駅伝で、ここまで見させていただいた沢山の景色・経験を大きな糧にして走り続けます！」「夫婦別居で頑張る皆さんも多い中、私はこのタイミングで夫と同じ拠点で次へ向かうことを決めました。私はこの道を信じますし、この道を正解にします」と闘志を高めていた。