錦織を脱帽させた 世界24位の“超鋭角クロス”に海外喝采「ロジャーの角度みたい」
テニスのイタリア国際は17日、男子シングルス準々決勝で世界ランク6位・錦織圭(日清食品)は同24位ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)に4-6、2-6で敗れ、4強進出を逃した。勝ったシュワルツマンはマスターズ1000初の4強進出。
鋭い角度に錦織も反応できず…絶品パッシングショットに喝采
テニスのイタリア国際は17日、男子シングルス準々決勝で世界ランク6位・錦織圭(日清食品)は同24位ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)に4-6、2-6で敗れ、4強進出を逃した。勝ったシュワルツマンはマスターズ1000初の4強進出。第2セットには錦織も反応できない“超鋭角クロス”のパッシングショットを炸裂させ、ローマのファンを沸かせた。実際のシーンをATP公式中継サイト「テニスTV」が動画付きで公開し、海外ファンから「ロジャーの角度みたい」などと喝采が起こっている。
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錦織を脱帽させた。第2セット、1セットアップで迎えた第7ゲームだ。シュワルツマンは自身のサービスだったが、錦織に巧みに左右に振られ、主導権を握られた。タイミングを見計らい、錦織がネットプレーでボレーを落とす。シュワルツマンはバックサイドからフォアサイドに懸命に走り、なんとか追いついた次の瞬間だった。
鋭いフォアハンドをクロスに放つと、ネット際中央で構えていた錦織も取れない角度で対角線へ。圧巻のパッシングショットでシュワルツマンのポイントとなった。一気に沸き立つ会場。なかには、立ち上がって喝采を送るファンもいたほど。打ったシュワルツマンは自分でも驚いた様子でバンザイし、一身に声援を浴びていた。
「テニスTV」公式インスタグラムは「ディエゴ・シュワルツマンがマスターズ1000で初の準決勝。なんと素晴らしい」とつづり、実際のシーンを動画付きで公開すると、目の当たりにした海外ファンからは驚きの声が上がった。