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「そりゃ人気出るわ」 女子ゴルフ23歳に長蛇の列…神対応に喝采 今季盛り上げたルーキーたち

国内女子プロゴルフJLPGAツアーは、11月30日まで宮崎県で行われたツアーチャンピオンシップリコーカップを最後に36試合のシーズンが幕を下ろした。選手たちが演じた様々な“ドラマ”が話題となったシーズン。今回はシーズン2つめの四半期に当たる10~18試合目で注目を集めたルーキーたちを振り返る。

吉田鈴【写真:スポーツ報知/アフロ】
吉田鈴【写真:スポーツ報知/アフロ】

国内ツアーでルーキーの活躍に注目

 国内女子プロゴルフJLPGAツアーは、11月30日まで宮崎県で行われたツアーチャンピオンシップリコーカップを最後に36試合のシーズンが幕を下ろした。選手たちが演じた様々な“ドラマ”が話題となったシーズン。今回はシーズン2つめの四半期に当たる10~18試合目で注目を集めたルーキーたちを振り返る。

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○ルーキー一番乗りの栄冠

 6月23日に行われたニチレイレディス最終日。19歳の入谷響(加賀電子)は2位に4打差をつけて圧勝。ルーキー一番乗りで初の栄冠を手にした。優勝賞金は1800万円。試合後、「スタートして、スグにのどが渇いて水を飲みたいと思うほど緊張していました」と素直に明かした。

 優勝が決まると、待ち受けていた同期のツアー仲間から祝福された入谷。米女子ツアー挑戦を目標にしている。「そんなに簡単ではないことは理解していますが、目標を大きく設定したいので5勝です」とこれから1、2年での飛躍を誓っていた。

○少女に見せた優しさ

 6月20日に行われたニチレイレディスの初日、ホールアウト後の練習場でまさかの事態が起きた。21歳の都玲華(大東建託)が練習を始めようとしたところ、手袋がないことに気づいたのだ。直前のファンサービスで、観客の少女にプレゼントしてしまっていた。「あげたは良いんだけど(練習に必要な)自分のがない」と苦笑い。少女のもとへ戻り、「ごめんね、本当」「あげたはいいんだけど手袋が無くて……」と謝罪し、一度返してもらう珍事となった。

 都は「後でちょっと倍のお返しを」と約束し、練習後に再び少女のもとへ。「女の子に返します」とグローブの手のひらにサインを記し、改めてプレゼントした。「名前書く?」と気遣いも見せた一部始終を日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)公式インスタグラムが公開。ファンからは「玲華ちゃんのファンサ神対応すぎる」「そりゃ人気出るわ」「ほんと天真爛漫」「人柄が最高です!」と称賛の声が上がっていた。

○猛暑の中で一人ひとりの目を見て感謝

 7月5日に行われた資生堂・JALレディス第3日終了後、気温30度の暑さに見舞われた会場には長蛇の列ができていた。その先にいたのは21歳の吉田鈴(大東建託)。日傘を持つスタッフの隣で、並んだ多くのファンに対してマジックペンを走らせていた。グッズに1つずつ丁寧にサインを書き終えると、しっかりファンの目を見て「ありがとうございます」と感謝の言葉を贈っていた。

 JLPGAの公式Xが実際の映像を公開。その丁寧な対応にファンからは「鈴ちゃんの人気凄い」「ひとりひとりを見て、笑顔なのがとても良いと思う」「これがホントのファンサ」と喝采が寄せられていた。

○数十メートルの列にも笑顔でペン走らす

 同じく資生堂・JALレディス第3日後、数十メートルはあろうかという長蛇の列を作ったのが23歳の六車日那乃(ニトリ)だ。昨年のプロテスト合格以前から存在感を見せてきた人気選手。ラウンド後の疲労に加え、気温30度に達する過酷な状況だったが、六車は日傘を差してもらいながらサイン対応を続けた。

 ファンの声掛けにも笑顔を見せ、一人ひとり丁寧にペンを走らせたほか、カメラに気づくと微笑んで手を振る余裕も見せた。この様子にSNS上のファンからは「凄い人気だね」「素晴らしい神対応に感謝」「偉いなぁ」などと、その振る舞いに感銘を受けた様子の声が上がっていた。

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 今季のメルセデス・ランキングでは、入谷が24位、都が50位、吉田が51位、六車が109位だった。

(THE ANSWER編集部)



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