グランプリファイナルが開幕

　フィギュアスケートのグランプリファイナル（GPF）は4日、愛知・IGアリーナで開幕する。多くの海外選手、メディアが訪れる国際大会。その中に、現役引退を発表した人気女子スケーターの姿もあった。発表から10日、日本のファンも注目していた。

　名古屋を訪れていた。電車に乗る自身の笑顔をインスタグラムに投稿したのは、24日に現役引退を発表したエリザベータ・トゥクタミシェワ（ロシア）。ストーリー機能で名古屋城をバックにした写真のほか、紅葉を楽しむ姿も公開した。会場のIGアリーナで撮った1枚、練習中のリンクの映像も投稿している。

　今年4月、東京で開催された国別対抗戦でメディアの一員として姿が目撃されていたが、今回も同様に来日したようだ。X上の日本ファンは「リーザ名古屋に来てるな…」「リーザ様！ファイナルに来てる」「おおリーザ…紅葉の女神…」「リーザ日本来てるんだ！解説するんかな？」「お上品に電車乗ってる」などとざわついていた。

“リーザ”の愛称で親しまれたトゥクタミシェワは2014年のGPF、15年世界選手権の女王。この競技ではベテランと呼ばれる年齢となっても大技3回転アクセルを跳ぶなど、長らく活躍した。2021年には6年ぶりに世界選手権出場を果たし、銀メダルを獲得。今月17日には29歳になる。魅惑的な演技で、日本のファンにも愛される存在だ。