1球に2分5秒かかる!? “長すぎる投球間”に米非難続々「なぜ審判はこれを許す?」
米大リーグで投手が1球を投げるのに2分5秒をかけるという珍事が発生。投手も打者も捕手もそれぞれが時間をかけてしまい、米関係者が実際の“長すぎる投球間”を動画付きで公開すると「なぜ審判はこれを許すの?」「競技がファンを失う理由だ」などと非難を呼んでいる。
Dバックス―ブレーブス戦で珍事、観客ブーイング「競技がファンを失う理由だ」
米大リーグで投手が1球を投げるのに2分5秒をかけるという珍事が発生。投手も打者も捕手もそれぞれが時間をかけてしまい、米関係者が実際の“長すぎる投球間”を動画付きで公開すると「なぜ審判はこれを許すの?」「競技がファンを失う理由だ」などと非難を呼んでいる。
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投げない、なかなか投げない。“間”で脚光を浴びたのは、ダイヤモンドバックスのザック・グリンキー投手だ。10日(日本時間11日)のブレーブス戦、1-1で迎えた7回1死一、二塁のピンチの場面だった。6番アルビースに対し、カウント2-2から投じた5球目が外れ、フルカウントとなった。ここから長い長い投球間が訪れた。
四球を出せば満塁になる。絶対に歩かせられない勝負所。バッテリーも慎重になる。投手のグリンキーは捕手のサインに2度首を振る。ここまで25秒、間を嫌ったのは打者のアルビースだ。一旦タイムを取った。打席を外して仕切り直すと、集中力を高めた。ここまで50秒。すると、今度は捕手のマーフィーがマウンドに駆け寄ろうとしたが、グリンキーはこれを拒んで追い返した。
またも仕切り直し。しかし、グリンキーはサインに再び首を振ると、意識が統一できない捕手はしびれを切らしてタイムを取り、マウンドに歩み寄った。この時点で1分20秒。これには本拠地のファンから思わずブーイングが沸き起こった。内野陣も集まり言葉を交わし、バッテリーが守備位置に就くと2分を経過。ようやく投じた変化球で左飛に打ち取り、長い長い1球は終わった。