侍Jから2戦連発、韓国22歳の素顔 兵役中に同世代が免除「早く除隊して…」 笑顔の裏に“苦闘時代”
野球日本代表「侍ジャパン」は16日、東京ドームで強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vs韓国」の第2戦に7-7で引き分けた。このシリーズ、2試合連続の本塁打を放ち日本のファンにも強烈な印象を残したのが、韓国代表の22歳、アン・ヒョンミン外野手だ。一体どんな選手なのだろうか。素顔を解き明かそうと取材した。

高橋宏斗から豪快弾…アン・ヒョンミンには日本通の一面も
野球日本代表「侍ジャパン」は16日、東京ドームで強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vs韓国」の第2戦に7-7で引き分けた。このシリーズ、2試合連続の本塁打を放ち日本のファンにも強烈な印象を残したのが、韓国代表の22歳、アン・ヒョンミン外野手だ。一体どんな選手なのだろうか。素顔を解き明かそうと取材した。
第2戦での本塁打は、5-7の8回に飛び出したソロ。対戦したのは高橋宏斗投手(中日)だ。初球の内角154キロをファウルすると左足に当てて苦しげな表情。「痛かったですよ……。だからこの打席で打って、交代したいと思ったくらいで」。4球目、再び内角へ来た154キロをしばきあげると、打球は左翼席に飛び込んだ。ゆっくりとダイヤモンドを1周し、笑顔がはじけた。
高橋を「とてもいい投手」と評価する一方で「変化球のコントロールがちょっと良くなかった」と、この日苦しんでいるところを見抜いての打席だった。2球目、3球目の変化球をしっかり見逃し速球を待った、読み勝ちの一撃でもあった。さらに、親日家の一面もある。
「実は、日本にはしょっちゅう来てたんです。最近はなかなかそうもいきませんが……」
日本でのショッピングが好きで、オフには何度も来日したことがあるのだという。「新宿とか原宿とか、銀座とかにも行きますし。大阪にも行きましたよ。日本を一生懸命回りました」と地名がスラスラ。ただ日本食については「醤油べースの食べ物がちょっと、あまり好きではなくて……でもちょっと辛いスープのラーメンとかは好きです」と好き嫌いがわかれるそうだ。
この大会でもすれ違った日本のスタッフや報道陣に「こんにちは」と日本語であいさつする明るいキャラクター。他に知っている日本語は?と聞くと「おはようございます、ありがとう、はい……くらいです」。旅行での日本語は「アプリに助けてもらっています」と苦笑いだ。ただ笑顔の裏には、這い上がってきた過去がある。
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