東京での五輪連覇へ 日本勢3番手のタカマツは「這い上がる」「楽しみ」
謙虚な女王は、ベテランの領域でさらに進化する。バドミントン日本代表が8日、男女混合で行われる世界国別対抗戦「スディルマンカップ2019」(5月19~26日、中国・南寧市)の記者会見に臨み、公開練習後に報道陣の取材に応じた。2016年のリオデジャネイロ五輪で日本初の金メダルを獲得した女子ダブルスの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)は、2013年大会から4大会連続でスディルマンカップのメンバーに選出された。
団体戦での仲間が、五輪レースではライバルに
謙虚な女王は、ベテランの領域でさらに進化する。バドミントン日本代表が8日、男女混合で行われる世界国別対抗戦「スディルマンカップ2019」(5月19~26日、中国・南寧市)の記者会見に臨み、公開練習後に報道陣の取材に応じた。2016年のリオデジャネイロ五輪で日本初の金メダルを獲得した女子ダブルスの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)は、2013年大会から4大会連続でスディルマンカップのメンバーに選出された。
高橋、松友の「タカマツ」は、世界トップクラスの選手を多く抱えるようになった日本代表の中でも唯一、五輪連覇の偉業がかかる。しかし、4月末の東京五輪出場権獲得レース開幕時点での「タカマツ」ペアの世界ランクは、日本の3番手となった。世界ランク4位は立派だが、若手の成長が著しく、1位、2位に日本のペアが並んでいる。東京五輪は、一つの種目で同じ国が得られる出場枠が、最大2枠。団体戦では力を合わせる仲間が、五輪レースでは大きなライバルとなる。
「タカマツ」ペアは、五輪レースの初戦となったニュージーランドオープンで準優勝。日本勢最上位でレースのスタートを切った。高橋は「前回は(五輪レースなんて)来るなと思っていた。でも、今はランクも実力的にも3番目かなというところはあるので、そこから這い上がっていくという感じ。リオのときは、自分たちが1番(上のランク)で、五輪に出られなかったらどうしようという気持ちの方が大きかった。それに比べたら、3番手で出られたらすごいなと思う気持ちが強く、変に緊張しなくて良い」と、4年前との違いを語った。