桃田賢斗、いよいよ五輪レース初戦へ 厳しいマークにも「戦い方がわかってきた」
いよいよ、桃田の五輪レースが幕を開ける。バドミントン日本代表が8日、男女混合で行われる世界国別対抗戦「スディルマンカップ2019」(5月19~26日、中国・南寧市)の記者会見に臨んだ。会見後には、練習を報道陣に公開し、選手が取材に応じた。男子シングルス世界ランク1位の桃田賢斗(NTT東日本)にとっては、スディルマンカップが2020年東京五輪出場権獲得レースの初戦。「自分にとっては、最初の大会。チーム一丸となって戦って、五輪レースの良いスタートを切って、勢いに乗れたら良い」と意気込みを語った。
19日開幕、国別対抗戦「スディルマンカップ」の記者会見に出席
いよいよ、桃田の五輪レースが幕を開ける。バドミントン日本代表が8日、男女混合で行われる世界国別対抗戦「スディルマンカップ2019」(5月19~26日、中国・南寧市)の記者会見に臨んだ。会見後には、練習を報道陣に公開し、選手が取材に応じた。男子シングルス世界ランク1位の桃田賢斗(NTT東日本)にとっては、スディルマンカップが2020年東京五輪出場権獲得レースの初戦。「自分にとっては、最初の大会。チーム一丸となって戦って、五輪レースの良いスタートを切って、勢いに乗れたら良い」と意気込みを語った。
スディルマンカップは、男女混合の国別対抗戦。各国のランキングによりエントリーするレベルが分かれているが、日本は12カ国が選出された最上位のグループ1で第1シード。グループ1は、3チームずつ4組に分かれて総当たり1回戦の予選リーグを行い、各組の上位2位が決勝トーナメントに進出する。日本は、予選リーグA組で、タイ、ロシアと対戦する。試合は、男子シングルス、女子シングルス、男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルスの5種目を1試合ずつ行い、3勝したチームが勝利する形式。男女で複数種目を勝たねばならず、総合力が問われる。
大会は2年毎に開催されており、オーストラリアで開催された2017年の前回大会では、韓国が優勝。日本は、準決勝で中国に敗れて銅メダルだった。しかし、男子シングルスや混合ダブルスは、前回大会よりも出場選手の世界ランクが大幅に上がっており、今大会では、過去15大会中最多10度の優勝を誇る中国と並ぶ優勝候補となる。
男子シングルスのエースとして臨む桃田は「全種目でコツコツとランクを上げていかなければ、第1シードにはなれない。すごいことなので、誇りを持って臨みたい。(日本の)メンバーを見ても(優勝候補の)最有力じゃないかというイメージ。自分が大事なところで勝てれば、優勝も夢ではない。出させてもらえる試合は、全部勝ちたい」と初優勝にかける思いを話した。