GPファイナル進出の佐藤駿 「6分」に成長実感 見えてきた鍵山優真の背中「頑張っていきたい」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯第2日は8日、大阪・東和薬品RACTABドームで行われた。男子フリーでは佐藤駿(エームサービス・明治大)が、自己ベストの189.04点をマーク。合計285.71点で2位に入り、GPファイナル(12月4日開幕、愛知)進出を決めた。

グランプリ・シリーズ第4戦
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯第2日は8日、大阪・東和薬品RACTABドームで行われた。男子フリーでは佐藤駿(エームサービス・明治大)が、自己ベストの189.04点をマーク。合計285.71点で2位に入り、GPファイナル(12月4日開幕、愛知)進出を決めた。
フリー「火の鳥」に乗って、佐藤が力強く羽ばたいた。冒頭に大技の4回転ルッツを決めると、トーループの4─2回転、単発の4回転トーループも成功。ほぼ完璧な演技を披露すると、右拳を突き上げた。
合計287.24点で優勝した同学年のライバル・鍵山優真には届かなかったが、フリーは自己ベストで1位。ファイナル進出も決め、「嬉しいし、ファイナルにつながる点数だった」と胸を張った。
6月に右足首を痛めながら懸命の調整を続け、10月のGPシリーズ第2戦・中国杯で優勝。今大会でも自身が手応えを強調したのが、本番への入り方だ。「(演技直前の)6分間練習の使い方が成長したと感じた。凄い落ち着いているなと演技前も思った、それが2試合の結果につながった」と振り返る。
ジュニア時代からライバル関係だった鍵山は、2022年北京五輪で銀メダルを獲得。一時は差が開いたが、また背中が迫ってきた。「鍵山選手に勝つというのも見えてきたか」と問われると、「そうですね…まあ、頑張っていきたい」と静かに笑った。」
ファイナルは2026年ミラノ・コルティナ五輪代表選考にも関わる大会で、初めての五輪代表へ前進。「4回転の本数増やしたり、細かい部分をやって、頑張っていきたいなと思う」と力を込めていた。
(THE ANSWER編集部)
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