坂本花織、ド緊張克服のSP首位「吐きそうだった」 取材に力強い珍標語「お米は…エネルギー」【NHK杯】
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯は7日、大阪・東和薬品RACTABドームで開幕。女子ショートプログラム(SP)では坂本花織(シスメックス)が77.05点で首位発進となった。緊張とうまく付き合いながらさすがの演技を披露した。

GPシリーズ第4戦・NHK杯
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯は7日、大阪・東和薬品RACTABドームで開幕。女子ショートプログラム(SP)では坂本花織(シスメックス)が77.05点で首位発進となった。緊張とうまく付き合いながらさすがの演技を披露した。
SPの演目は「Time To Say Goodbye」。冒頭の3回転ルッツに着氷し、その後の2回転アクセル、3回転フリップ―3回転トウループの連続ジャンプも決めた。演技構成点はいずれも9点台。「ショートが鬼門だなというイメージもなくなってきた。いい方向に進んでいるんじゃないかと思う」と胸を張った。
公式練習まではド緊張。「吐きそうなくらいだったんですけど、ホテル戻ってリラックスしていたらだいぶ落ち着いてきて、ご飯が喉を通るようになった。『あ、これは落ち着いた証拠では』と思って」。食べたのはおにぎり。なぜか力強いガッツポーズ付きで「お米は…エネルギー」とお茶目な標語を生み出し、報道陣を笑わせた。
「大会が大きかろうと小さかろうと、毎回緊張するのは変わらない。緊張を受け入れること。逆に自分は緊張したほうがいい演技できるほうが多いので。『いつも通り緊張しているな、よしよし、ご飯喉通らんけど』みたいな感じでずっと一人頭の中で会話してました」
GP初戦のフランス杯は合計224.23点で、中井亜美に次いで2位だった。「ハイレベルすぎやろと思って。でもシーズンの序盤に220点で勝てなかった経験ができたのは、自分にとっても大事な経験やったし、自分がいつも2位になるときは本当に意味のある2位であることが多い。いっぱい取りこぼしもあったので『気ぃ抜いてる場合ちゃうぞ』って、点数と順位で示されたと思った」と話した。
今季限りで競技からの引退を表明している。五輪シーズンで大事な一戦。「いろいろ波はあったけれど、とにかくショートでちゃんとできたので一安心」と言いつつ「フリーもしっかり集中力を切らさずいきたい」と気を引き締めていた。
(THE ANSWER編集部)
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