珍しい3ピリオド制の少年サッカー Vチームの指揮官が「チーム力が上がる」と語る理由
国内では珍しい3ピリオド制、指揮官が強調するメリット
3ピリオド制の大会は、国内では珍しい。試合の流れが途切れる部分や、選手の起用方法が難しいという一面があるが、メリットも大きい。優勝したセンアーノ神戸ジュニアの大木宏之監督は「内容的には相手が上だったが、選手がたくましくなり、最後まで諦めずにやってくれた。3ピリオド制は(出場選手が16人以上になるので)チームの全員でやろうという雰囲気になるので、チーム力が上がる」と手ごたえを語った。
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準優勝のディアブロッサ高田FCU-12の川上弘仁監督は、2005年の第3回大会を高田FCで優勝した経験を持っており「以前は、第2ピリオドになると(主力が抜けて)ガクンと力の落ちるチームが多かったけど、今はどのチームもうまく配分している印象」と以前との変化を語った。
2003年に始まった大会は、17回目を迎えた。3月に初めて日本代表に選出された安西幸輝(鹿島)と畠中槙之輔(横浜FM)は、2007年に優勝した東京Vジュニアでプレーしていた選手だ。彼らのように、この大会からも多くの選手が飛躍することが期待される。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)