ギネス記録38個誕生の裏で… 英マラソン“走るビッグベン”の悲劇が再生880万超
ギネス記録に挑戦した“走るビッグベン”に米メディアも熱視線
英公共放送「BBCスポーツ」公式ツイッターが実際のシーンを動画付きで公開すると、フォロワーから「耐えられない。本当に笑わせられたよ」「彼は正確な時間を刻めなかった」などと爆笑を呼んでいた。ただ、反響は凄まじく、3日ほどで再生回数は驚異の880万回を突破。また、米陸上専門誌「ランナーズワールド」電子版も“走るビッグベン”について紹介した。
今回のロンドン・マラソンでは、78人がそれぞれのカテゴリーでギネス記録に挑戦。38人が達成したという。その挑戦者の筆頭で紹介されたのが、ベイツさんだった。記事では「ロンドン・マラソンの伝統として、妖精から寝袋まで、あらゆる衣装を着てギネス記録を狙う参加者が集まる。ロンドンの有名なビックベンの仮装をして記録に挑戦した者さえいる。しかし、不運にもタイムはフィニッシュラインで彼に味方しなかった」とゴールゲートの悲劇について触れながら、挑戦を伝えている。
ベイツさんは昨年9月にリヒャルト・ミーツさんがベルリン・マラソンでホルステン門の衣装を着て達成した3時間34分34秒という記録更新を目指していたが、記録は3時間54分。なお、ビッグベンを脱いだ状態のベストタイムは2時間59分だった。それでも、こんな仮装をして“サブ4”を達成するのだから、一般ランナーからしてみれば、驚異と言っていい記録だろう。
なお、記事によると、ゾンビの恰好でマラソン最速(2時間43分54秒)、エルビス・プレスリーの恰好でマラソン最速(3時間49分52秒)、バスルームの備品の恰好でマラソン最速(3時間51分17秒)などの記録が誕生したというが、最もインパクトに残ったのは“走るビッグベン”だったかもしれない。
(THE ANSWER編集部)