ギネス記録38個誕生の裏で… 英マラソン“走るビッグベン”の悲劇が再生880万超
4月28日に行われたロンドン・マラソン。多くの市民ランナーも駆けたロンドン路で話題を呼んだのが“走るビッグベン”だった。ロンドン名物ビッグベンの巨大模型を着たランナーがギネス記録を目指して力走したが、あまりに大きすぎてゴールゲートをくぐれず。スタッフ、ランナーらに助けられてゴールする珍事を英公共放送「BBC」が動画付きで公開。海外に笑撃が走っていたが、動画は驚異の再生880万回を突破し、米メディアも38のギネス記録が生まれたレースの筆頭として脚光を当てている。
ロンドン・マラソンで話題を呼んだ“走るビッグベン”の反響は収まらず…
4月28日に行われたロンドン・マラソン。多くの市民ランナーも駆けたロンドン路で話題を呼んだのが“走るビッグベン”だった。ロンドン名物ビッグベンの巨大模型を着たランナーがギネス記録を目指して力走したが、あまりに大きすぎてゴールゲートをくぐれず。スタッフ、ランナーらに助けられてゴールする珍事を英公共放送「BBC」が動画付きで公開。海外に笑撃が走っていたが、動画は驚異の再生880万回を突破し、米メディアも38のギネス記録が生まれたレースの筆頭として脚光を当てている。
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ロンドン路を駆けた一人のランナーが世界の視線を釘付けにした。ゴール地点。異様ないでたちのランナーが向かってきた。高さ2.5~3メートルはあろうかというビッグベンの模型から2本の足が伸び、ひたひたと走って来る。ロンドン名物は他の一般ランナーと交じると、完全に浮いているが、シンボルの時計部分の下にしっかりとゼッケンを着け、足取りも確かだ。
なんと、この姿で42.195キロを走って来たのだ。そして、ついにゴールを迎える。その瞬間に“事件”は起きた。模型があまりに大きすぎて引っ掛かり、ゲートをくぐれない。他のランナーが続々ゴールする中、足止めを食らった“走るビッグベン”。なんとか身を斜めにしてくぐろうとするが、うまくいかない。顔は見えなくとも明らかに悪戦苦闘している様子だ。
見かねたスタッフが助けに歩み寄り、そんな様子に気づいた後続ランナーも足を止め、最後は一緒にゴール。一見、感動的だが、なんともシュールなシーンだった。“走るビッグベン”の正体は、ルーカス・ベイツさん。歴史的建造物を着て走るマラソン最速タイムを目指し、ギネス記録に挑戦したというが、よもやのエンディングに大きな反響を呼ぶことになった。