八村塁、イチローに憧れた野球少年が「ルールも知らなかった」バスケを始めた理由
中学時代のコーチから言われた言葉
バスケをほとんど見たこともなかったので、ルールも知らなかった八村。だが、跳躍力だけでエリート級の資質を示した。
「中学時代のコーチは最初の練習で目の前でこう言いました。『お前はNBAに行くんだ』。僕は若くて、バカだったので、彼の言葉を信じました。そうだ、NBAに行くんだ、ってね」
八村は笑顔でこう振り返ったという。そして、野球少年は高校卒業後に海を渡り、米カレッジ界のスターとなった。
「すごくワクワクしています。日本のために偉大なアスリートになりたい。シューズメーカーの人たちは、自分がビッグになれると言ってくれる。それはワクワクすること。少しプレッシャーだけど、みんな偉大な存在になることを期待している。でも、それは自分にとって大きなことではない。自分がバスケットボールのコートでできることをやるだけです」
八村はこう意気込んでいる。少年時代のアイドル、イチローは平成最後の年に現役を退いた。平成に飛躍を遂げた八村は令和を代表するアスリートを目指し、運命のドラフトを迎える。
(THE ANSWER編集部)