信じられないドラ3指名「何が起きたの」 下位予想の母も仰天、異例転向の193cm右腕が夢切符
プロ野球のドラフト会議が23日、都内で開催され、創価大の山崎太陽投手(4年)はヤクルトから3位指名を受けた。吉報を掴んだ瞬間、本人は驚きのあまり呆然。会場には両親も駆けつけてその瞬間を見届けた。母の糸子さんは「何が起きたのかっていう感じでした。ほんとにびっくりです」と喜んだ。

創価大の山崎太陽、ヤクルトから3位指名で歓喜
プロ野球のドラフト会議が23日、都内で開催され、創価大の山崎太陽投手(4年)はヤクルトから3位指名を受けた。吉報を掴んだ瞬間、本人は驚きのあまり呆然。会場には両親も駆けつけてその瞬間を見届けた。母の糸子さんは「何が起きたのかっていう感じでした。ほんとにびっくりです」と喜んだ。
会場内で「おーーーー!」と歓声が上がった。ドラフト中継を映したスクリーンには、ヤクルトから3位指名を受けた山崎の名があった。
身長193センチと日本人離れした体格を誇る右腕。愛媛・帝京第五高から創価大へ進むと、佐藤康弘監督からの勧めもあり、1年時に捕手から投手へ転向した異例のキャリアを持つ。会見のため壇上に上がると、呆気にとられながら言葉を紡いだ。
「いや、この順位で呼ばれると思ってなかったので、あの、ぼーっとしてたら呼ばれたのでほんとに嬉しいです」
「もう本当に下の方で、もしくは育成で呼ばれると思っていたので、まさかこんな順位とは……」

会場に駆けつけた両親にとっても想定外の事態。母・糸子さんは「何が起きたのって感じでした。えっ、みたいな感じでびっくりです。育成って思っていたので。良くて下位(指名)だねって思っていたので、本当にびっくりです」と何度も繰り返し、目を丸くした。
運命の日を控え、母の心中は穏やかではなかった。「昨晩はよく寝られなかったんです。ダメ元でいたので『平気平気』って思っていたんですけど、やっぱりちょっとよく眠れずにいて……」。当日は午前中に仕事を終え、16時頃に会場入り。そして、笑顔が弾けた瞬間を夫とともに見守った。
高校からは地元の東京・青梅を離れ、愛媛で鍛錬を積んだ。大学では捕手からピッチャーへコンバート。「途中、気持ちが折れかけていた時もあったと思うんですけど、周りの人たちに助けられながら、ここまでよくやって来たなって本人にまず伝えたいですね」。息子の歩みをしみじみと振り返った糸子さんは「ここからがそれこそ勝負ですし、しっかり頑張って、活躍してもらえればいいかなと思います」と、力強いエールでプロへと送り出した。
(THE ANSWER編集部・橋本 啓 / Akira Hashimoto)
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