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ドラフトCM中に“普段のノリ” 3巡目の指名前、横浜エースの前にいたのは…感じた深い絆

プロ野球のドラフト会議が23日に都内で行われた。今春のセンバツ王者・横浜高(神奈川)のエース左腕・奥村頼人投手(3年)は、ロッテから3位指名を受けた。1位指名が行われている際には、ドラフト中継のCM中にピースサインを作る場面も。仲間との絆が感じられた瞬間だった。

マリーンズのMポーズを作る奥村頼人(中央)とチームメートたち【写真:戸田湧大】
マリーンズのMポーズを作る奥村頼人(中央)とチームメートたち【写真:戸田湧大】

プロ野球ドラフト会議

 プロ野球のドラフト会議が23日に都内で行われた。今春のセンバツ王者・横浜高(神奈川)のエース左腕・奥村頼人投手(3年)は、ロッテから3位指名を受けた。1位指名が行われている際には、ドラフト中継のCM中にピースサインを作る場面も。仲間との絆が感じられた瞬間だった。

 野球部のチームメート約20人が駆け付ける中、午後4時50分に会見場に姿を見せた奥村。集まった報道陣約20社、テレビカメラ4台の前を緊張した様子の面持ちで通過する。隣に座った村田浩明監督とともに自らの名前が呼ばれるのを待った。

 息の詰まる沈黙が続く会見場。1位指名の1度目の入札が終わったタイミングでCMが流れると、身体をほぐすかのようにのけ反った。少しばかり笑みを浮かべると、対面に座るチームメートに向かってピースサインを作るなど、普段通りのノリが垣間見えた。

 CM明けには再び真剣な表情でテレビを見つめる。だが、その表情からはいくばくか緊張が解けたように見えた。

 人生を左右する重要な局面。17歳の高校生が緊張するのも無理はない。そんな彼を落ち着かせてくれたのはチームメートの存在。3年間もの期間で培った仲間との深い絆が感じられた瞬間だった。

(THE ANSWER編集部・戸田 湧大 / Yudai Toda)


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