なぜ、錦織は復活できたのか ATP公式サイトが分析、注目した「71.3%」の数字は?
躍進に期待「今、彼は赤土で再びテニス界をアッと言わせようとしている」
今季も直近の大会で苦しんでいたが、同じくクレーコートのバルセロナで復調を示している。3度目の優勝を狙う今大会で4強進出を果たした。特集では「ニシコリは赤土の上で長きに渡り成功してきた。ATPツアー優勝12回のうち、10回はハードコートだが、クレーでの勝率の方が高いのだ」と指摘している。
勝率はハードコートの68.2%に対し、クレーは71.3%。クレー勝率は現役選手5位、オープン化以降では歴代25位と紹介している。記事では、錦織は「これまでもたくさんの試合を戦ってきたけど、クレーコートの方が時間やリズムに関して自分の助けになっているのかもしれない」と語っているという。
赤土が打球の威力を吸収し、球足が遅くなるクレーが舞台では、錦織の圧倒的なリターン力がさらに脅威を増すことになる。特集では「昨年、クレーコートシーズンが最高のテニスを取り戻すことの手助けをした。そして、今、彼は赤土で再びテニス界をアッと言わせようとしている」と錦織の躍進を期待している。
(THE ANSWER編集部)