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「もう30歳だよ。ヤバくない?」 同級生に続いた木村彩子のV、女子ゴルフ「石ころ世代」の逆襲

国内女子ゴルフツアー・富士通レディース最終日が19日、千葉・東急セブンハンドレッドC(6697ヤード、パー72)で開催された。首位で出た木村彩子(コンフェックス)は6バーディー、2ボギーの68で回って通算12アンダーとし、2022年6月以来のツアー通算2勝目を挙げた。群雄割拠の同ツアーで、同じ1995年度生まれの4人が先に優勝。木村は前夜からシミュレーションしていたという優勝スピーチで、「私も続きたかった」と明かした。

富士通レディース、優勝でガッツポーズする木村彩子【写真:編集部】
富士通レディース、優勝でガッツポーズする木村彩子【写真:編集部】

富士通レディース最終日

 国内女子ゴルフツアー・富士通レディース最終日が19日、千葉・東急セブンハンドレッドC(6697ヤード、パー72)で開催された。首位で出た木村彩子(コンフェックス)は6バーディー、2ボギーの68で回って通算12アンダーとし、2022年6月以来のツアー通算2勝目を挙げた。群雄割拠の同ツアーで、同じ1995年度生まれの4人が先に優勝。木村は前夜からシミュレーションしていたという優勝スピーチで、「私も続きたかった」と明かした。

 最終18番パー4。短いウィニングパットを決めると、木村は両手を高く挙げた。

「カメラマンさんがどこにいるかを確認してやりました。でも、あのガッツポーズ、ダサかったですね(笑)」

 苦手にしていた15番パー4をパーセーブした時点で「いける」と確信。2位に5打差がついていたことで、前夜から考えていた優勝スピーチやガッツポーズをあらためてイメージしたという。

 そして、18番グリーンの奥に同学年の柏原明日架と永峰咲希がいることに気づき、「やっぱり、同級生っていいな」と感動。優勝が決まった後は3人で抱き合い、直後のインタビューやスピーチでは、今季先に優勝している同学年4人に言及した。

「先輩たちや若い子たちが活躍している中、今年は特に同級生が頑張っている年でもあったので、『私も続きたい』と思って試合に臨みました。これからもたくさん試合に勝てる選手になれるように、同級生で(ツアー)盛り上げていくので応援をよろしくお願いいたします」

 今季、95年度生まれのプロは、資生堂・JALレディスオープンを制した永峰を皮切りに、柏原(NEC軽井沢72ゴルフトーナメント)、金澤志奈(ソニー日本女子プロ選手権)、堀琴音(日本女子オープン)が優勝。だからこそ、木村は「優勝のお祝いをする度に『自分も続きたい』と思っていた」と明かした。

 98年度生まれの「黄金」から続く世代の名称はなく、優勝者が出る前は「石ころ世代」と自虐で言い合ったプロたちだ。そして、今年に入って「うちら、もう30歳だよ。ヤバくない?」と話している中で、4人が立て続けに優勝。それぞれが苦しい思いをしながら、信頼できるコーチに助けられながらはい上がってきた。

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