山本由伸に敵軍から脱帽 111球完投を許した要因「我々はできなかった」「同じ軌道で…感銘受ける」
米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は14日(日本時間15日)、敵地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦に先発登板。9回1失点でメジャー初完投をマークし、チームを5-1の勝利に導いた。111球の熱投。ポストシーズン(PS)の完投勝利は、球団21年ぶりの快挙だった。ブルワーズのパット・マーフィー監督は、山本を完投させてしまった要因を会見で語っている。

リーグ優勝決定シリーズ第2戦
米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は14日(日本時間15日)、敵地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦に先発登板。9回1失点でメジャー初完投をマークし、チームを5-1の勝利に導いた。111球の熱投。ポストシーズン(PS)の完投勝利は、球団21年ぶりの快挙だった。ブルワーズのパット・マーフィー監督は、山本を完投させてしまった要因を会見で語っている。
山本は初回、チョウリオに先頭打者ホームランを被弾。しかし見事に立て直す。5回まで毎回走者を背負ったものの、7回まで89球と球数少なく進めた。8回、9回もきっちり無失点。最後は空振り三振で完投し、ドジャースを勝利に導いた。3安打1失点、7奪三振。四球も1つだけの快投だった。
米専門メディア「ドジャー・ブルー」公式YouTubeチャンネルは、ブルワーズのマーフィー監督の会見映像を公開。山本と、初戦で好投したスネルのドジャース2投手について「2人とも素晴らしかった。あの両投手は、これまでに成し遂げた中で最も支配的だった。我々は今年、ボール球を振らないことにおいて野球界で最高であったが、彼らは我々の最悪の部分を引き出した」と素直に称えた。
米スポーツ専門局「ジ・アスレチック」のドジャース番ファビアン・アルダヤ記者のXによると、ドジャースの投手がポストシーズンで完投したのは、2004年の地区シリーズでホセ・リマが達成して以来21年ぶりの快挙だった。
マーフィー監督は、球数を稼げなかったことで山本に完投を許してしまったと分析。「山本のスプリットは速球と同じ軌道から出てきて、打者の手元で落ちる。そして速球は浮き上がるように見える。とても感銘を受けるよ。我々はファウルで粘り、球数を投げさせなければならないが、それができなかった」と脱帽した。
ブルワーズは本拠地で痛い2連敗。それでもマーフィー監督は「しかし、2度の素晴らしい投球があったからといって、シリーズが終わったわけではない」とファイティングポーズを崩さなかった。
(THE ANSWER編集部)
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