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「中学3年」のアナウンスにどよめき 女子ゴルフでアマ2人が存在感「年齢もよく驚かれますが…」

国内女子ゴルフツアー・スタンレーレディスホンダ最終日が12日、静岡・東名CC裾野・桃園C(6435ヤード・パー72)で開催された。コースに発生した濃霧に伴う視界不良のため、競技形式を同ツアー史上初の変則9ホールに変更。スタート時間は度々変わり、当初から4時間遅れた中でアマチュアの岩永杏奈(大阪桐蔭高2年)が通算8アンダーで9位、赤穂未来(兵庫・広陵中3年)が通算6アンダーで15位と大健闘した。

スタンレーレディスホンダに出場した赤穂未来【写真:スポーツ報知/アフロ】
スタンレーレディスホンダに出場した赤穂未来【写真:スポーツ報知/アフロ】

スタンレーレディスホンダ最終日

 国内女子ゴルフツアー・スタンレーレディスホンダ最終日が12日、静岡・東名CC裾野・桃園C(6435ヤード・パー72)で開催された。コースに発生した濃霧に伴う視界不良のため、競技形式を同ツアー史上初の変則9ホールに変更。スタート時間は度々変わり、当初から4時間遅れた中でアマチュアの岩永杏奈(大阪桐蔭高2年)が通算8アンダーで9位、赤穂未来(兵庫・広陵中3年)が通算6アンダーで15位と大健闘した。

 ツアー史上初の変則9ホール決戦。使用ホールはクラブハウスに近く、比較的に霧の少ない1、9、10、11、14、15、16、17、18番となった中、ロ―アマを獲得した16歳の岩永と14歳の赤穂が存在感を見せた。

 ともにジュニアの試合で、急きょの短縮競技は経験済み。だが、この日は度々スタート時間が変わって、練習をしては戻って、また練習に行くという状況になり、戸惑いはあったという。それでも、集中力は切らさずに岩永は2バーディー、1ボギーの35にまとめ、通算8アンダーに伸ばした。

「14番あたりから安定したプレーができるようになりました。今回は短縮になりましたが、今まで(のツアー出場試合)で一番いいスコアで回れました。ただ、ドライバーが曲がっていたので、そこを課題にして練習していきたいです」

 赤穂は出場2試合ながら、前日にレギュラーツアー初の予選通過を果たした。そして、この日は2バーディー、1ボギーの35で回って通算6アンダーとした。

「目標としていたアンダーを出せて良かったです」

 スタート時に「中学3年」とアナウンスされると、ギャラリーから大きなどよめきが起きた。

「年齢もよく驚かれますが、思ったより人が多くいたことに驚きました。拍手や歓声はうれしかったです」

 目標の予選通過を果たした上、セカンドカットの対象にならずに戦い抜いたことには「満足です」と実感を込めた。その上で、「もうちょっと飛距離を伸ばして、バーディーパット、パーパットがもっと入るようになれば、プロに近づけるかな」と手応えを口にした。

 今後は、地元兵庫県内や関西での中学大会に出場。アマチュアとして足元を固め、あらためてプロに挑戦するつもりだ。

(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)


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