河本結「思い出に残る1勝」 史上初の変則9H決戦制す、米ツアー勢との対戦は「複雑な悔しさ」も
国内女子ゴルフツアー・スタンレーレディスホンダ最終日が12日、静岡・東名CC裾野・桃園C(6435ヤード・パー72)で行われ、首位から出た河本結(RICOH)が4バーディー、ボギーなしの通算14アンダーで通算4勝目を挙げた。初日から首位を譲らぬ完全優勝。最終日は濃霧の影響でツアー制度施行後、史上初の変則9ホールでの短縮競技となったが、異例の戦いを制した。

スタンレーレディスホンダ
国内女子ゴルフツアー・スタンレーレディスホンダ最終日が12日、静岡・東名CC裾野・桃園C(6435ヤード・パー72)で行われ、首位から出た河本結(RICOH)が4バーディー、ボギーなしの通算14アンダーで通算4勝目を挙げた。初日から首位を譲らぬ完全優勝。最終日は濃霧の影響でツアー制度施行後、史上初の変則9ホールでの短縮競技となったが、異例の戦いを制した。
波乱に満ちた最終日となった。当初は午前7時30分に第1組がスタートする予定だったが、濃霧の影響で後ろ倒しに。2度にわたって開始予定時刻が変更され、結局第1組がスタートしたのは4時間遅れの同11時30分ごろだった。規定ホール数を目指すため、セカンドカットを実施。予選通過者54人から、通算4アンダーの23位タイ30人に絞ることとなった。
さらに霧の影響が少ない1、9、10、11、14、15、16、17、18番の計9ホールを変則で使用し、45ホール短縮競技となることが決定。これは日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)によると、ツアー制度施行の1988年以降では史上初の異例の対応だという。
そんな中、河本は1番、9番で連続バーディー。さらに11番パー5、16番パー3でも1打ずつ伸ばし、2位との差を離した。河本は8月の北海道meijiカップに続き、今季2勝目。通算4回目の優勝となるが、同一シーズンでの複数回優勝は自身初となる。
優勝した河本は表彰式で「去年2位か3位で終わって、今年こうして優勝することができて本当に嬉しい。自分もアメリカで戦っていたことがある。アメリカに行っている選手が帰ってきて、一緒に戦える喜びと複雑な悔しさがありながら戦った。こうして勝つことができて凄く嬉しく思う。自分のゴルフ人生の中で思い出に残る1勝となった」と語った。
今大会は米ツアーを主戦場とする岩井千怜や古江彩佳らが参戦。2位に入った岩井千に3打差をつけて振り切った。
なお、残った30人は最終順位で、最終ラウンド(R)をプレーできなかった選手も、第2ラウンドを終了時点の順位に応じた100%の賞金、ポイントが与えられる。賞金総額は1億2000万円。河本は優勝賞金2160万円を手にする。
(THE ANSWER編集部)
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