衝撃の118秒KO劇「ボクシングの未来」 転級初戦での圧勝に英大物が“クロフォード超え”期待
ボクシングのWBA世界スーパーウェルター級暫定王座決定戦が11日(日本時間12日)、米ペンシルベニア州フィラデルフィアで行われ、ジャロン・エニス(米国)がウイスマ・リマ(アンゴラ)に1回TKO勝ちし、暫定王座を手にした。WBAスーパー、IBF世界ウェルター級王座を返上し、階級を上げて臨んだ初戦で鮮烈なノックアウト劇を披露した。

ジャロン・エニスがスーパーウェルター級に転向初戦で圧勝
ボクシングのWBA世界スーパーウェルター級暫定王座決定戦が11日(日本時間12日)、米ペンシルベニア州フィラデルフィアで行われ、ジャロン・エニス(米国)がウイスマ・リマ(アンゴラ)に1回TKO勝ちし、暫定王座を手にした。WBAスーパー、IBF世界ウェルター級王座を返上し、階級を上げて臨んだ初戦で鮮烈なノックアウト劇を披露した。
あっという間のTKO劇だった。スーパーウェルター級での初戦に臨んだエニスは、初回から相手をコーナーに追い込むと怒涛の猛攻。リマがなすすべなく体勢を崩しかけたところでレフェリーがストップした。わずか118秒での決着。米実況も「もしかすると我々が今まで見てきた中で最高のボクサーかもしれない!」と絶叫するほどの圧勝だった。
これでエニスは35勝(31KO)無敗1無効試合に戦績を伸ばした。世界で最も権威ある米専門誌「ザ・リング」は「ジャロン・エニスがウイスマ・リマを1回で粉砕し、スーパーウェルター級のデビュー戦でWBA暫定王座を獲得」と題して速報。エニスのプロモーターを務める英興行大手・マッチルーム社のエディー・ハーン社長のコメントを紹介している。
ハーン社長はウェルター級ではエニスの実力が十分に発揮できていなかったと主張。階級を上げたことで「より彼の真の姿に近い」ボクシングができたとの見解を示した。それでも、適正階級はさらに1つ上のミドル級であるとし、「ブーツ(エニスの愛称)はボクシングの未来だ」と称賛した。
続けて「100%に近づいたブーツがどれだけ優れているか想像できるか? ウェルター級では100%にはほど遠かった。ブーツはテレンス・クロフォードに取って代わる準備ができている」と豪語。ボクシング史上初となる3階級で4団体統一王者になった現世界スーパーミドル級4団体統一王者のクロフォードを超える逸材だと力説している。
(THE ANSWER編集部)
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