佐々木朗希が覚醒できた「極めて珍しい」要因 メジャー鉄腕が指摘「称賛に値する」
米大リーグのドジャースはフィリーズとの地区シリーズを通算3勝1敗とし、ナ・リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。佐々木朗希投手は第4戦で3イニングを完璧救援。メジャー通算727登板で195ホールドを記録している右腕も佐々木の進化を称賛している。

アダム・オッタビーノが米番組で解説
米大リーグのドジャースはフィリーズとの地区シリーズを通算3勝1敗とし、ナ・リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。佐々木朗希投手は第4戦で3イニングを完璧救援。メジャー通算727登板で195ホールドを記録している右腕も佐々木の進化を称賛している。
レギュラーシーズン最終盤からリリーフとして復活した佐々木。地区シリーズ第1、2戦では9回に登板し、セーブを記録。第4戦では、リリーフとして初のイニングまたぎで8回から10回まで投げ、3回を無安打無失点。魂の36球でサヨナラ勝ちへの流れをつくった。
米専門局「MLBネットワーク」の番組「MLBナウ」に出演したメジャー通算727登板の39歳アダム・オッタビーノも手放しで佐々木を称賛した。公式Xで公開された動画で佐々木について問われると「とても興味深いよ。(ドジャースは)健康を取り戻させ、何より投球フォームを改善させた。3、4マイルほど球速を取り戻させた」と冒頭話し、「そしてストライクゾーンに投げさせている。昨日(9日)は速球のストライクゾーン率が80%だった。それは素晴らしいこと」と制球力の覚醒を称賛した。
速球でストライクが取れなかったことが序盤の苦戦の要因と指摘した上で、「しかし、今はプレート上に常に投げられており、フォークを振らせることができている。そのためにやったことは投球フォームの改善。シーズン途中に投球フォームをオーバーホールし(徹底的に見直し)、成功させることは極めて珍しい。それを達成できたドジャースは称賛に値するよ」と球団にも敬意を評した。
画面上では5月13日(日本時間14日)に負傷者リスト入りする前後の成績を比較。IL入り前は25回以上投げた投手の中で下から2番目の58.6%だったストライク率が、IL入り後はポストシーズンも含めて73.3%に上昇している。これは7イニング以上を投げた投手の中で上から2番目の数値だという。
佐々木は地区シリーズ3試合を投げ、4回1/3無失点で2セーブ、WHIPは0.23と抜群の安定感を見せた。
(THE ANSWER編集部)
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